
【第3回】MT4のインストール・基本設定
はじめに
お久しぶりです、AlphaSyncです。
前回はWindows ServerへのRDP接続まで完了しました。ここではMT4(MetaTrader 4)のインストールと、自動売買を行うための初期設定を解説します。
ローカルPCでの導入と似ていますが、VPS特有の注意点もあるのでぜひ参考にしてみてください。
1. MT4クライアントのダウンロード・インストール
1-1. ブローカー公式サイトからダウンロード
MT4セットアップファイル(.exe)をAWS EC2上のインスタンスで使用する場合、RDP経由で直接ブラウザダウンロードするか、ローカルPCからファイルを転送する方法があります。
本記事ではインスタンス上のブラウザから直接ダウンロードする方法をご紹介します。
使いたいブローカー(例:Three Trader, XM, GEMFOREX, TitanFXなど)のMT4セットアップファイル(.exe)ダウンロードサイトにアクセスします。※本記事ではThree Traderを使用しています。
Windows ServerでMicrosoft Edgeを起動(左下赤枠)し、「Three Trader MT4」のように検索します。下記のサイトにアクセスし、「Sign up and download MT4」を押下します。

ログイン画面が表示されるので、ログインします。アカウントの登録をしていない場合は新規アカウント登録(sing up)をしてください。

「Download on Windows」を押下してダウンロードが開始すると、Microsoft Edgeの機能で右上に警告が表示されることがあります。
ダウンロードして問題ないので、下記手順のように進めます。
三点リーダ(・・・)→「Keep」→「Show more」→「Keep anyway」


上記手順後、ダウンロードが完了するので「Open file」を押下します。ダウンロードフォルダからダブルクリックでも大丈夫です。

Three Trader MT4のセットアップ画面が表示されるので、「Next」で進んでいきます。特に設定を変える必要はありません。

下記の画面が表示され、デスクトップ上に「Three Trader MT4 Terminal」が現れたらMT4のインストールは完了です。画面は「Finish」で閉じて大丈夫です。

2. 取引口座へのログイン
2-1. ログイン画面を開く
メニュー「File」→「Login to Trade Account」から、口座番号・パスワード・サーバー名を入力します。

取引口座情報の入力とサーバを選択して完了です。
これらの情報はブローカのマイページサイトや口座開設時のメールで確認することが可能です。見当たらない場合は問い合わせをしてみてください。
また、サーバー名がリストにない場合は、新規でサーバーを検索して追加してください。

※MT4の初回起動時に自動で取引口座にログインする画面が表示されることもあります。

画面右下のステータスが送受信していれば成功。
「無効な口座」などエラーが出る場合はパスワードやサーバー情報を再チェックしましょう。
土日は市場が取引を行っていないため、チャートは動きません。
3. 自動売買(EA)を使うための設定
3-1. 自動売買(EA)の許可
メニュー「Tools → Options 」タブに移動

「自動売買を許可する」、「DLLの使用を許可する」にチェック
[OK]をクリックし、MT4を再起動します(MT4のウィンドウ右上の「×」をクリックした後、もう一度デスクトップ上のMT4をダブルクリックして起動させます)。

4. VPS上で運用する際の注意
リモートデスクトップを閉じても稼働は継続:VPS上でMT4は動き続けるので、ローカルPCの電源を落としても問題ありません。
自動再起動対策:Windows Updateなどで再起動がかかるとMT4は落ちるため、手動管理を徹底し、再起動後に必ずMT4を起動し直すようにしましょう。
5. まとめ
AWS上のWindows ServerにMT4をインストールして、EAが使える状態を作りました。
次回の第4回では、Gogo Jungle EAの導入とライセンス登録について深掘りします。
Gogo Jungle独自の口座番号紐付けやライセンス管理に注意点があるので、しっかりチェックしてくださいね。
次の記事(第4回)へ