境界知能とは
こんにちは!アルファプランニングです☀
今回は「境界知能」についてまとめていきます!
境界知能とは
一般に、IQ(知能指数)は85~115が平均値とされており、70未満の方は「知的障がい」と診断されることがあります。その狭間である70~85の方が境界知能と言われています。
※知的障害(知的発達症)の診断はIQのみでおこなわれるのではなく、実際には日常生活能力と呼ばれる身の回りのことやコミュニケーションなどの能力も踏まえて判断されます。
人口にして1400万人、およそ7人に1人が境界知能と言われています。
境界知能の方にとっての生きづらさ
知的障がいと診断されれば、学校生活では支援学級への在籍や特別支援学校に入学することで、理解のある環境で過ごすことができますが、境界知能だと通常学級に割り振られます。また、就職時には手帳を持っていないと障がい者雇用枠での就労はできず、就職活動そのものに苦戦したり、就職後周囲に馴染めないケースも多発しています。また、福祉サービスや支援を受けることもできません。
境界知能を持つ方が授業や業務を「わからない」「難しい」と感じても、手帳を持っていないことなどから、周りからは怠惰と言われてしまうこともあります。
境界知能の特性
前提として、特性は人それぞれではありますが、
・数的な処理が苦手
・文章を書くことが苦手
・作業スピードが遅い
・物事の理解が表面的
・コミュニケーションが苦手
などがあります。
また、境界知能による日常生活の苦しさから二次障がいとして「うつ病」や「適応障害」「双極性障害」などにつながってしまうケースもあります。
境界知能とグレーゾーンの違い
「境界知能」も「グレーゾーン」も明確な基準が存在するわけではありません。しかし、通称的に下記の様に分類されています。
境界知能:平均値よりは低いが、知的障がいと診断されないIQ70~85と判定されている状態
グレーゾーン:発達障害と診断されてはいないが、注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害(LD)などの特性がみられ、日常生活に影響を及ぼしている状態
発達障害はIQに左右されず、DSMなどの基準によって診断されています。
まずは知ること
残念ながら境界知能やグレーゾーンという言葉はまだまだ浸透しておらず、理解も進んでいない状況です。1人1人が存在について知ることが大きな一歩になります。また、同じ境界知能でも1人1人得意なことや苦手なことは異なります。一括りにせず、相手に合わせた配慮をしていくことが、大切になってきます。
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終わり
今回は境界知能について説明させていただきました。
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