もうすぐお盆!お盆には、何食べる?
もうすぐお盆休み!
8月に入ると中旬にやってくるまとまったお休みが待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。そう、8月、日本の夏といえば蚊取り線香とお盆休みですよね!さてこの「お盆休み」、カレンダー上では休日にはなっていませんが、8月13~8月16日までがお盆期間とされていて多くの企業がお休みにすることが多いようです。
ところで『お盆』って何でしたっけ?
お盆休みはうれしいけれど、そもそも「お盆」って何の日でしたっけ・・・?ご先祖様が帰ってくる期間?聞かれても詳しく説明できない・・・という方も多いのでは。(筆者もそうです)
お盆はもともと仏教の行事の一つで、ご先祖様の霊を供養する日。そこに日本古来からある「夏の時期にご先祖様の霊が里帰りをするのでお迎えする」という風習が合わさり、日本のお盆文化になったそうです。
昔からお盆期間には自宅を離れて働きに出ている人なども家に集まってご先祖様をお迎えしていたことが、現代でのお盆休暇につながっているのかもしれません。それだけ大事な行事だったと言えますね。
では、お盆には何を食べる?
では、お盆に食べるものとは何でしょう?お盆時期の食品スーパー各社のチラシには必ずといっていいほど「天ぷら」が載っています。あとは煮物材料など。このあたりがお盆の定番料理なのでしょうか?
実は、お盆に食べるものとされているのは「精進料理」。野菜のみというちょっと寂しい素材をご先祖様にお供えすべくランクアップさせたのが天ぷらや煮物なのかもしれませんね。
また、お供えするものとしても重要な「団子」。なんとお盆期間中はお団子も忙しく装い替えしなくてはなりません。お迎えした際にお供えする「お迎え団子」、滞在中のおもてなしの「お供え団子」、お土産としてお持ちいただく「送り団子」の3種類があるそうですよ!
他にも、お盆にご先祖様にお供えする料理は地域によって様々なものがあるようです。秋田県の「赤ずし」、長野県の「天ぷらまんじゅう」、宮城の「ずんだ餅」などが気になります!お盆休暇に帰ってくる家族が「懐かしい!コレ食べたかった!」となる料理こそ「お盆に食べるもの」なのかもしれません。
あのキュウリとナスっていったい・・・?
お盆のアイコン的な存在、足つきのキュウリとナス。あれは何のために飾っているのでしょうか?
あのキュウリとナスは「精霊馬」「精霊牛」と呼ばれるもので、ご先祖様の霊をお迎えする飾りです。精霊馬に乗って早く帰ってきて頂き、精霊牛に乗ってゆっくりとお戻り頂く、とされています。(地域によって諸説あるようです)
あなたの「お盆に食べるもの」は何ですか?
さて、お盆は家族が集まる貴重な機会。帰省先で、自宅で、「そうそう!これ食べたかった!」となる、あなたの「お盆に食べるもの」は何ですか?今年もそれが食べられますように!