ぎんざ五十音 ミミック
お久しぶりです、αです。
今回は購入品、ぎんざ五十音さんのミミックについて綴っていく。
ミミックは最近界隈で何かと話題に上がるが、
私も遂に購入に踏み切る事ができた。
・購入品
今回購入したのはぎんざ五十音さんのミミックのブルーベリー、ショート軸だ。
万年筆に「擬態」する鉛筆補助軸がコンセプトであり、美しいシースルー軸が目を惹く。
2021年にミミック初のシースルーボディであるドロップスのシトロンが発売。
それを追って2022年にこのブルーベリーが発売されたが些少在庫かつ当時学生の方がSNSに投稿したことで在庫が一瞬で無くなった。
ぎんざ五十音さんは限定品としての販売と決めていたそうですが、2023年に信頼文具舗さん(ミミックを販売されているオンラインショップ)限定品、小気味の良いショート軸として復刻を果たした。
2023年の販売分は既に完売をしていたがサポート用に保管していた若干数の在庫を販売に解放したものを運良く購入できた。
ぎんざ五十音さんや信頼文具舗さんについてはこちらのURLから詳しく見ることができる。
・製品スペック
ショート軸の違いはキャップの全長は変わらず、通常のミミックのキャップ付き全長が145mmのところが約15mm程短くなっている。
全長はカランダッシュ 849シリーズとほぼ同じだった。
通常版を所持していない為、下手な事は言えないが取り回しや軽快さはショート軸の方が優位だと考えられる。
重さは21gと比較的重ため。鉛筆本来の軽快さやラフさを求める方には向いていないと言える。
・注文の流れについて
注文については予約後に支払いとなる。
ゆうちょ銀行だと口座や通帳を持たなくても振り込みが可能なのでクレジットの難しい学生の方はゆうちょでの支払いをお勧めする。
少し話が逸れるが、私が今回購入した信頼文具舗さんのご対応がとても丁寧でした。
予約特典やミミックの歴史や取扱について詳しく書かれた紙も同梱されていて、とても気持ちの良いお買い物をさせて頂いた。
ミミックの廉価版であるエクステリバーも欲しくなった。
本題に戻ろうと思う。
・鉛筆補助軸としてのユニークさ
鉛筆補助軸と言えば大半の方はクツワさんのシンプルなものを思い浮かべると思うが、こちらの製品は鉛筆という生活感のある道具を品の良いものへと上げてくれる。
そういった意味では鉛筆の良さや鉛筆らしさを
「補助」してると言えるだろう。
この透明軸も完全に透明とまではいかず、中の鉛筆の柄も見えづらくなっている。
大抵こういうシースルーの筆記具にはアクリルなどが使用されているがこちらはアセテート樹脂を使っていて、セルロイドなどとはまた違った「枯れ方」をするそう。
そういった経年変化の面でも楽しめる。
・良かった点
まずは、良い意味で鉛筆らしさが無いという点
だろう。私は鉛筆の軽っぽい書き味が苦手で、軽すぎるあまり字が雑になってしまう。
そこでミミックを装着することで鉛筆らしからぬ剛正感のある書き心地と安定感を感じられる。 ここがミミック最大の長所だと思っている。
真鍮無垢材にクロームメッキを施したグリップはさほどグリップ力があるとは言えないが、ペンギンとぎんざ五十音の文字が彫刻されていており、
グリップまで拘りを詰めているのも大好きだ。
そして他のミミックシリーズと比べて、透明軸な為、中の鉛筆の銘柄や残りの長さを確認する事ができたりと他シリーズよりも便利な点はあるだろう。
・気になった点
使い勝手の面では、私の場合筆記時にグリップと軸の接合部分が手に食い込んで少し痛い時がある。ここについては個人差がありそうだ。
これは鉛筆をホールドする部分を少し長めにして鉛筆本体に指を添えながら筆記すると解決された。
ここからが本題。
価格が高いところが難点である。
ミミックを買おうと思ったら、最低でも諭吉1枚と野口英世が2枚いる。このドロップスシリーズに関してはそこにさらに野口英世が6枚必要だ(旧札の方が分かりやすいかなと)。
筆記具にそこまでのお金を払えるかが問題である。
私もかなり悩みに悩みを重ねて今回購入した。
だが、私は値段以上の価値はあると思う。
これは予約特典として付属してくる万年筆インク用のアダプターだ。他にもD1規格のリフィルに対応したボールペンアダプターなど、鉛筆以外の筆記にもこのミミックを使えるのである。
つまり、何が言いたいかと言うと「筆記具としての寿命が長い」ということである。
これは最大の長所であると思う。
字が見るに耐え難いが許して頂きたい。
万年筆インクアダプターはソフトペンに近い感覚で角度をつけると画像のように細い筆跡、角度を下げると滑らかに太い筆跡になる。
鉛筆補助軸としての機能に加えて、カスタマイズ性を持った良い筆記具だ。
ミミックのグリップとクツワの安価な鉛筆補助軸である。
このようにねじ切りとグリップに不完全ながら
互換性がある為、交換も可能だ。
このカスタマイズをする事でミミックの弱点であるグリップの滑りやすさを解決できる。
ミミックでガシガシ筆記したい方はこのカスタムが合うだろう(キャップが少し嵌りにくくなる)
クリップに関しては着脱可能で、個人的には付けた方の見た目が好きだ。 クリップの挟みやすさは今ひとつであり、ベンディペンケースのポケット、スーツの胸ポケットなどの厚い布を挟む事はできない。
画像のように一枚紙でぎりぎりだろう。
・さいごに
ここまでご覧頂きありがとうございます。
今回はぎんざ五十音さんのミミックについて綴らせてもらった。総評としては筆記具としての愛着が湧き、鉛筆への興味も掻き立ててくれ、実用の面でも申し分のない素晴らしい筆記具だった。
価格で購入を躊躇っている方にはペンギンなどのモデルだったりもあるが、躊躇わなくても大丈夫だと保証したい。
鉛筆が苦手な人こそお勧めできると思う。
久しぶりの単体記事だったので少し拙いところもありましたがよりよいnoteを目指していますので今後ともよろしくお願いします。
それでは、またお会いしましょう👋