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新企画「どこか懐かしいマインクラフト」制作の話
皆さんこんばんは、Alpha0099です。
さて、今月もnoteを更新していきます。
今回は9月22日に#1を上げた新企画「どこか懐かしいマインクラフト」の収録の話をやっていきます。
この企画は前々から自分の中で温めていた企画で、2024年内の公開を目標としていたのですが、9月にして何とか形にすることができました。
このシリーズはシンプルな編集に見えて、こだわっている要素もかなり多いため、今日はnoteを通してどういった動画を目指したのかを書いていこうと思います。
それではまいりましょう。
9月22日から公開しはじめた動画シリーズ「どこか懐かしいマインクラフト」は、10年前のマインクラフト動画シリーズの雰囲気で実況を行う新シリーズです。
公開先はα's Video99で、何気にVideo99では初の動画コンテンツとなります。Video99開設3周年直前にしてようやく動画コンテンツを公開することができました。
この動画で目標としているのが、私を知らない人に向けてこの動画を見せて「これは2013年に公開されたものです」と説明しても信じてもらえるというものです。
公開後の動画を自分も改めて視聴したのですが、少なくとも第1回は目標通りの動画になったのではないかと思っています。
しかしこの目標を達成するためには、編集に使用するBGMや字幕、動画そのものの画質に加え、進行や収録のやり方まで多くの気を付けるべき点があり、収録、編集共に多くの時間が掛かりました。
どの点に気を付けたかを具体的に説明していきます。
収録
1.音声
今回の動画の収録は、普段使用しているマイクとは違うマイクを使用して行いました。
普段はマランツのコンデンサーマイクを使用しているのですが、この動画のみSONYのダイナミックマイクを使用して撮影しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1727411284-qGcObVuB2j0xFCIrngR1PmU8.png?width=1200)
私が声を出して配信を行うようになってすぐの頃に使用していたマイクを引っ張り出してきて使用しました。
このマイクを使用した理由としては、当時の収録音声の雰囲気を再現するためという点が大きいです。
当時の動画に入っていた声は今と比べてノイズが大きいものが多かったです。
それを再現するために、あえて今使っているものよりもノイズの大きくなる昔のマイクを使用し、OBSのノイズカットは全て消したうえで撮影しました。
ちなみに録画ソフトは本当はAmaRecCoを使用したいと思っていたのですが、Windows11の今のPCで使おうとしたら主に音声収録面がうまく機能しなかったので泣く泣くOBSで収録しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1727412443-jWwOFkm5xUbr6ATusY2e7zIt.png?width=1200)
2.収録の雰囲気
音声のほかにも、実況の雰囲気や進行にも気を配りました。
具体的には、2024年に収録したことが分からないようにするために、新しすぎる言葉(令和以降の流行語や新語など)を使用しない、あえて進行をゆっくりにするなど、工夫を入れました。
高校生の頃にやっていたゆっくり実況ではほぼダイジェストで映していた建築シーンだったり素材を集めるなどのシーンでも、この動画シリーズでは長くなり過ぎない範囲で映しています。
そのため今の主要な動画と比べるとテンポは落ちてしまうのですが、当時ののんびりな雰囲気を再現することができたと思っています。
当時のスローテンポな雰囲気は、今後収録する物でも心がけていきたいと思っています。
編集
こちらはこだわった点が多く、フォーマットが定まるまではかなり時間が掛かりました。
画質、フォント、BGMまで、当時の雰囲気を再現するために気を配りました。
1.画質
まず、今回の動画の画質は480pの30fpsとしています。
現在私の動画や配信は主に1080pでの収録がほとんどですが、当時は1080pで動画を公開している人はほとんどいなかったと思います。
今回のシリーズを作成するために参考にした動画がいくつかあるのですが、その動画の中には480p未満の画質で公開されている方も多くいました。
一応高画質で動画をアップロードしている人もいたのですが、それでも720p60fpsが多かったと思います。
そのような昔の動画を見る中で、1080p60fpsで作ったら綺麗すぎるのが違和感になるのではないかと感じました。
画質は雰囲気を作るのに必要不可欠だと思い、近年では基本的に使用することがない480p設定で動画を制作しました。
2.BGM,フォント
実況面での令和以降の流行語を使用しないなどの工夫に似ているのですが、新しすぎるBGMを使用しないようにしました。
比較的新しいYouTube動画でよく耳にするBGM、音質が良すぎるものは違和感となってしまうためにここでは使用しないようにしています。
これらの規約に合うBGMは、フリー素材を長い間聴き続けている自分であってもピッタリのものを探すのにはそれなりに苦戦しました。
比較的歴史のあるサイトを自分の昔の記憶を頼りに探し、TAM Music Factoryの音源やMusMusの音源などを探していました。
しかしそれらのサイトも現在でも更新が続いているため、雰囲気に合う曲だから使ってみようとしたらリリース時期がかなり新しいものだったり、自分の中の規約に合わない楽曲も多かったので、使用したかったが没にした音源はかなり多いです。
普段動画のBGMを選ぶことに加え、FreRicの楽曲選定も多くのサイトを巡り、多くの楽曲を聴いたうえで決めているのですが、普段やっている選定以上に多くの時間が掛かりました。
当時の動画には、フリー音源ではない版権楽曲を使用しているケースもあったのですが、今後の音声のブロックなどを懸念してさすがに断念しました。
そして、フォントの選択や字幕を出す頻度も昔のものに寄せました。
実況中の発言を文字起こしして、高い頻度で字幕を入れるというものではなく、字幕はある程度頻度を抑え、フォントも当時よく使用されていたMS UIゴシックなどを主に使用するようにしています。
そして当時の動画でよくあったサムネイルを再現するために、動画の中にあった面白い字幕を切り抜いてサムネイルに使用するといったことも取り入れました。
サムネイルが動画中の面白い字幕から来ているというのも、当時ならではだと感じたので今回の動画でも採用しました。
そして、動画の最後に乗せた終了画面も、当時の雰囲気を再現するものになっています。
当時は終了画面の登録ボタンがYouTubeに当時あったアノテーション機能を使用したものでした。
実は私の初期のYouTube動画にもアノテーション機能を使用したチャンネル登録ボタンがあり、それを思い出して終了画面を作りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1727414339-2fJ6RTYQCnB13qZOceo4zWXM.png?width=1200)
もうすでにアノテーション機能は使えなくなっているのですが、当時はチャンネル登録のボタンを編集で作成し、動画公開後にアノテーション機能でボタンの範囲を囲って、囲った範囲に登録ボタンを付けるというものがありました。
この機能はPCの人のみ使用可能な機能で、スマートフォンやタブレットでは使うことができない機能だったため、スマホの方は概要欄から登録できるという説明も追加されていることが多かったです。
使用したBGMや登録ボタンの雰囲気についてももれなく再現できました。
このように、シンプルな動画に見えて当時の雰囲気を再現するために細かい点にも気を配りながら動画を制作しました。
当時の動画の記憶を引っ張り出してきたり、昔の動画を参考にしながら、自分が思う昔の雰囲気を再現することができたと思っています。
ちなみに、今回の動画を制作するにあたって、参考にした実況動画は以下の通りです。
マインクラフターの日常 / 日常組
もう俺村人でいいや / 茸
あかがみんクラフト / 赤髮のとも
https://www.youtube.com/watch?v=x9fWS3MVSWY&list=PLC4EWNG6Gsua2aEfPSRrnHUAU_5xzYsZU&index=1
どれもマインクラフトの実況を見はじめたころから知っている動画シリーズで、今回の動画を作るにあたってもかなりヒントになりました。
中には動画を見ることで、忘れていた昔の要素を思い出すということも多く、昔公開された動画を一度見ないと今回の動画シリーズの完成には至らなかったと思います。
前々から温めていた企画ということで、中途半端に再現せず細かいところまで昔の動画を参考にしながら制作しました。
まだ第1回のみの公開ということで、今後もしばらく収録、公開などを行っていきますので、お暇な方や当時を懐かしみたい方は是非ご覧いただければ幸いです。
では、今月のnoteはここまでです。最後まで閲覧ありがとうございました。