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4月2日東北新幹線運転見合わせ状況を整理する

 今朝早く、東北新幹線運転見合わせの情報が入ってきた。またか、先週金曜日に停電で3時間にわたって止まったばかりなのに。午前中の状況を整理してみる。

【第1事象】

 午前6時より前に発生したと推測されるが、福島市在住の方の情報によると東北新幹線福島駅付近の上り線(東北本線東福島駅あたり)に保守用車両がしばらく停車していたとのこと。これによって上りのやまびこ202号・204号・はやぶさ2号が運転を見合わせた。保守用車はその後福島駅車両基地に収容され、東北新幹線は6時45分頃に運転を再開した。

【第2事象】

 午前7時頃、福島駅~白石蔵王駅間下り線に保守用車両のものと推測されるエンジンオイル20リットルが多くの箇所(約16.5㎞)にわたってレールに付着していることが確認されたようだ。当初は下り線のみ運転見合わせとし、上り列車は現場付近で徐行運転にて運転を続けていたが、この運用もほどなく立ち行かなくなり午前8時前に東北新幹線は上下線の東京駅~盛岡駅間で運転を見合わせた。午前8時15分前後に奥羽本線庭坂駅と米沢駅では、つばさ122号とつばさ124号からそれぞれ後続の上り普通列車に一部の乗客が移乗し福島駅に向かっている。その後10時50分頃から東京駅~福島駅間および仙台駅~盛岡駅以北の折り返し運転となった。

提供:haru様

 【その後】

 仙台市在住の方の情報によると、仙台駅では多くの人が改札前に滞留し駅員に情報を求めていたり、みどりの窓口には長蛇の列が寿司通りの入り口付近まで延びていた模様。新幹線下り臨時列車となるやまびこ551号が、12番線から各駅停車で10時5分に盛岡駅に向けて発車。特急ひたち9号(仙台駅15時37分着)及び26号(仙台駅16時50分発)のいわき駅~仙台駅間の延長運転も発表されたほか、東北本線ではE653系車両による臨時快速列車仙台駅行き(東京駅8番線11時15分発車・仙台駅16時45分着)の運転もなされている。全面運転再開は12時30分との情報が入っている。

提供:haru様

 レールに油が付着すると、車輪が空転してブレーキの利きが悪くなり先日の郡山駅でのオーバーラン事象と同様なことが発生する。これを一駅区間とはいえ人海戦術でレールのふき取り作業を行うにはかなりの時間が掛かるであろう。果たして12時30分再開は叶うだろうか。
 詳しい状況が分かり次第、情報を追記していく。

 予定通り12時30分に、東北新幹線は全面運転再開を果たした。しかし、ダイヤの乱れは終日残るだろう。それにしても今年に入ってから東北新幹線では、長時間にわたっての運転見合わせ事象が相次いでいる。

 ① 1月23日9時58分:上野~大宮間で弛んだ架線に上りかがやき504号が接触し架線を切断し、東北・上越・北陸新幹線が終日運休となった。

 ② 3月6日7時30分:郡山駅でつばさ121号が雪による滑走でホーム所定位置から520m行き過ぎて停車、退行したのち9時50分に運転再開。

 ③ 3月29日5時45分:大宮~小山間で停電が発生。9時に再開するまで運転を見合わせた。この事象については強風によって細い木の枝が送電線に引っ掛かりショート、停電したものと思われる。当初は原因が特定できず、何回か再送電したものの停電が繰り返されため、徒歩巡回による目視点検のため運転再開まで時間が掛った模様。これはまあ、やむを得ない事象と思うがもっと早く原因の特定できないものかと考える。

 今回保守用車両のオイル漏れの影響は、報道発表がまだのため不明であるが、春休み期間に加え新年度2日目にして起こったこの事象の影響を受け予定変更を強いられた多くの利用者が気の毒でならない。

【影響】

 76本が運休、20本の列車に最大5時間32分の遅れ、43,500人に影響した。

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アルファ模型
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