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どうして、焚き火って心地よいのだろう。多分、風。

やまとわで「山の麓で火を囲む takibi no hi」というイベントが始まります。焚き火を囲んでの少人数トークイベント。火を囲んではじめましての人も、いつも話している人とも話してみる。そんな感じ。

初対面でも焚き火があれば大丈夫。

僕は、昔から焚き火がとても好き。
特に火を囲んで人を話すのはとても楽しくて心地が良い。なぜだろうか、と考えてみる。
よく言われているのは、「不規則な火のゆらめき、1/fゆらぎの効果で落ち着く」や「ぼんやりとした明かりでリラックスできる」、「火と人間はうんぬん」みたいな感じ。

で、僕は最近「気持ちの良い風が吹くから」なのではないか、と勝手に思っている。これは二つの話を別々のところで話していて、思ったこと。

一つは、森の中の焚き火イベントに参加したときに教えてもらったことで、火を焚くことで、土壌中の「水」と「空気」も下から上がる。それによって、土の中の空気が動くという話。
もう一つは、建築士チームと話をしているときに「ひらいた建築」がしたいよね、という話になった。自然とコミュニケーションが生まれるような空間をつくりたい、という話。それを受けて、僕は自然とコミュニケーションが生まれるひらいた建築ってなんだろう、と考えていた。多分、空気や風なんだろう、と思った。

空気が澱む、と表現するように、空気は澱むといいことがない。家であればカビが生えたり腐ったりする。人間関係でも同様にネガティブに使われる。土の中も同じで植物が育つには、空気が混じり込む隙間がなければいけないし、その空気や水は行き場所がないと根は腐る。

風通しが良い、というととても陳腐な表現になってしまうけど、風が流れる場所はやっぱり気持ちがいい。風も空気も、水も血液も巡りをとめると何か不具合が起こる。これを僕らは多分循環と呼んでいる。

飛騨でも焚き火もめちゃきもちよかったー!

焚き火がなぜ心地よいかと言うと、火が上昇気流を起こして、その場に気持ちの良い風を流してくれるから、なのかな、と思っている。
空気が巡りをつづけるから、風通しの良い関係をつくりやすいのかしら、なんて。もともと外なので風通しはいいんですけどね。

ということで、月に一度は火を囲んで雑談しましょ。


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