
通院をやめようと思った理由と、その先にあるもの
通院を続けるか、やめるか
今日、2回目の精神科通院だった。
でも、通院を続けるかどうか、やめるべきかを考え始めた。
理由はいくつかある。
1. 金銭的な負担の大きさ
精神科の診察代と薬代で、毎回 4,000円 ほどかかる。
これを1週間〜2週間に一度続けていくのは、正直なところ、かなりキツイ。
精神的な負担もそうだが、経済的な負担も無視できない。
治療を続けるなら、それなりに長期間になる。
「このまま続けて、本当に回復につながるのか?」
「毎回の金銭的負担に耐えられるのか?」
そんな疑問が湧いてきた。
2. 今日の診察への違和感
今日は、前回と違う先生だった。
最初に言われたのは、
「前回と変わりはありますか?」
確かに、大きな変化はなかった。
だから「特にないです」と答えた。
すると、先生はカウンセリングの案内や治療方法の資料 を出して、説明を始めた。
「こんな方法もありますよ」「こういう治療の選択肢もありますよ」
…なんだか、業務的だなと感じた。
前回の先生のほうが、もっと話を聞いてくれた気がする。
もちろん、医者にも相性があるし、診察時間の関係もあるだろう。
でも、今日は「向き合ってもらえなかった」感覚が残った。
3. これは「家庭の問題」ではないか?
診察を受けながら、ふと思った。
「これは、薬でどうにかなる話なのか?」
確かに、自分の心の病気もある。
でも、それよりも**「妻の理解や変化、夫婦の関係性」** のほうが重要なのではないか?
薬を飲んでも、カウンセリングを受けても、
「妻との関係」が変わらなければ、根本的な問題は解決しないのではないか?
そんな気がしてきた。
しかも、カウンセリングを受けるとしても、毎回 数千円の費用がかかる。
「これは本当に必要なのか?」
そう思い始めた。
4. 少し前を向けるようになったから
通院をやめようと思ったのは、
「少しずつ前を向けるようになってきた」
そう感じたからでもある。
今日、病院には電車で向かった。
家から3駅ほど。
電車の中で、外の景色を見たり、いろんな人の表情や様子を見ていると、
「自分が狭い世界に閉じこもっていた」 ことに気づいた。
家の中にいると、すべてが息苦しくなる。
考えがどんどん堂々巡りになり、気づけば 「動けなくなる」。
頭が痛くなったり、眠くなったりするのは、現実逃避の一種なのかもしれない。
でも、外に出ると、「自分の悩み以外のもの」 が目に入る。
それだけで、少し気持ちが楽になった。
5. 通院をやめることは「後退」ではなく「前進」
「病院に行くのをやめる」と言うと、
「それは逃げでは?」
「ちゃんと治療を続けたほうがいいのでは?」
そう思う人もいるかもしれない。
でも、私にとっては前向きな判断だ。
もちろん、また辛くなったら、病院に行く選択肢はある。
でも、今の自分に必要なのは、
「薬を飲み続けること」でも「カウンセリングを受け続けること」でもなく、
「妻との関係をどうするか、自分自身がどう向き合うか」 だと思った。
2週間後、一応予約は取ったし、薬ももらった。
でも、もしかしたら、もう行かないかもしれない。
それくらい、「自分の足で進んでいこう」と思えるようになってきた のかもしれない。
まとめ:家の外に出ることが、今の自分には必要だった
通院をやめると決めたのは、
「病院が役に立たないから」ではなく、
「今の自分にとって、もっと必要なことがあると気づいたから」。
その気づきをくれたのは、
「外に出たこと」 だった。
家にこもっていると、「自分の世界」 しか見えなくなる。
でも、外に出ると、「それ以外の世界」 が見えてくる。
だから、今は「病院に通うこと」よりも、
「自分で考えて動くこと」を大切にしたい。
それが、今の自分にとっての「治療」なのかもしれない。
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