あるぱかんし

はじめまして🌸 大阪の大学院で中国文学を専攻しています。 漢詩の言葉をゆるいアルパカの絵とともに紹介します🦙 お気軽にフォロー&コメントいただけたら嬉しいです☺️ まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします🙏 Instagram▷@alpakanshi #あるぱかんし

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はじめまして!#あるぱかんし

はじめまして! このたび、ゆるく気ままに、 日々の院生生活で気に入った漢詩の言葉を紹介するアカウント 「#あるぱかんし 」 を作ってみました🦙🌸 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「漢詩」といえば、どんなイメージでしょうか? 難しい、堅苦しい、何だか説教めいている…? でも、一つ一つの詩を見れば、 おおらかで暖かい言葉もあれば、 現代の我々と変わらない、不安や迷いを伝えようとした言葉もあります そんな人間味ある言葉が、 少しでも多くの人に、 もっと気軽に、 届け

    • 他人と比べない

      自分がみじめな気持ちのとき、 自分よりもっとみじめな人と比べて、 「ああ、あいつよりはましだ」と、何となくほっとする。 そんな私たち人間の浅ましさを、皮肉った詩です。 ……刺さりますね。😅(笑) ・-・-・-・-・-・-・-・-・ 人は人、自分は自分、と分かってはいても、 私たちは誰しも、何かにつけて人と比べずにはいられないものですね。 誰かの地位とか、お金とか、友達の輪とか、性格とか、 何にしても人が羨ましく見えたり、 自分以外の人はみんな、順風満帆な人生を送っ

      • 凄凄 慘慘 戚戚たり #国際女性デー

        本日3月8日は、#国際女性デー だそうですね! これにちなんで、今日は中国文学史上最も有名な女性詩人、#李清照 (りせいしょう)の詩を紹介します🌟 「れいれいせいせい、せいせいさんさんせきせきたり」 という美しく音楽的なリズム。 季節の変わり目、しとしとと降る雨の中、心の切なさを表現した句です。 今のような、暖かくなったかと思えばまた寒くなる、そんな時期、 人の心は揺れやすいものですね。 特に春は、新しい環境に変わったりする中で、 心が色々と迷ったり、身体のリズムが崩れたり

        • 友に誠実であれ #論語

          友人に対しては、誠実でなければならない。 言葉に嘘があってはいけないし、 約束は必ず守らなくてはならない。 論語では、それが実践できる人物ならば、たとえ正式に学問を修めた人でなくても、優れた人物として認めるとしています。 「友に対して誠実である」ということは、私たちにとって、それほど重要でもあり、貴重でもあるということでしょう。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・ 『論語』学而第一 朋友と交わるに、言いて信有らば、 未だ学ばずと曰うと雖も、 吾は必ず之れを学びたり

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        はじめまして!#あるぱかんし

          あの時の友を想う

          誰しも、ふと昔の友人が懐かしくなることって、あるのではないでしょうか。 私もふとした時に「ああ、今あの人がいたら、もっとこの気持ちを分かってくれるのに」と思ったり、あるいは、 「どうしてそのかけがえのなさに、当時は気付かなかったのだろう」、 と、懐かしくも少し寂しい気持ちになったりもします。 たとえ今、新しい環境で、新しい友人がいたとしても、「自分と一緒にあの時を過ごしたあの人」という存在は、やはり代えがたいものですよね。 ・-・-・-・-・-・-・-・-・ この詩

          あの時の友を想う

          人生楽しんだ者勝ち #論語

          「人生楽しんだ者勝ち」 好きこそ物の上手なれ、とは言いますが、 楽しむ人にはもっと敵わない。 🌟『論語』雍也第六 ・-・-・-・-・-・-・-・-・ このたび、#あるぱかんしのゆるゆる論語 というコーナーを作ってみました😊 大河ドラマでも話題の『論語』を、相変わらずアルパカと一緒に、気ままに読んでいこうと思います🦙 論語は様々な解釈がありますが、ひとまず井波律子先生の『完訳論語』を参考にする予定です✍️ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ご覧いただきありがとうござ

          人生楽しんだ者勝ち #論語

          空しく釣り人の魚を羨ましがる

          ・-・-・-・-・-・ 自分も魚が欲しいけれど、何もできずにただただ羨んでいる。🐟 「あの人が羨ましい!」「あんな風になりたい!」と思っても、 実際に行動に移すのは難しいし、 タイミングが合わないこともある。🥲 この詩の作者も、やる気はあるのに、タイミングか来ない。🥲 湖を渡りたいし、釣りもしたいんだけど、手段がない。 そんなもどかしい自分の姿を、美しい湖の風景の中に描いています🌿⛰ ・-・-・-・-・-・-・-・-・ 唐·孟浩然〈望洞庭湖贈張丞相〉 洞庭湖を望み

          空しく釣り人の魚を羨ましがる

          運命なんて誰にも予測できない

          ・-・-・-・-・-・-・ 人の運命なんて誰にも予測できないのだから、すべては出会いと縁に任せておけばいい。 大らかで、何だか気が楽になる言葉ではないでしょうか🍃 ・-・-・-・-・-・-・-・-・ 前回の投稿では、試験に合格した時の喜びをうたった詩を紹介しました。 が、試験を受けて合格にならないことも、もちろんありますよね🥲 やってみたけれど上手くいかないということも、日々沢山あります。 でも、全ては「縁」があるかないか、それだけの話だし、 その人にはその人の良

          運命なんて誰にも予測できない

          春風を受けて心は満ち足り、

          これまで積み重ねてきた苦労も、今となってはどうってことはない。 今朝はあらゆる拘束から解き放たれて、喜びの思いが果て無く広がっていく。 春風を受けて心は満ち足り、颯爽と馬を走らせる。 さあ一日にして、都じゅうの花を見尽くしてしまおう。 唐·孟郊<登科後>、46歳まで浪人した作者が、ついに試験に合格した瞬間の喜びをうたった詩です。 これまでの苦労なんて忘れて、美しい都を全部自分のものにしたい。 そんな晴れ晴れとした解放感が伝わってきます 合格発表の春に、ぴったりの詩ではない

          春風を受けて心は満ち足り、

          月を眺めて遥かな人を思う

          遠く離れていても、同じ月を見ている。 そう思うだけで、何となくその人と一緒に今を過ごしている感じがする。 暖かい気持ちになる。☺️ 現代の私たちもスマホで連絡を取り合ったりして、遠い誰かとの「繋がり」を大切にしますよね〜 このコロナ禍で、人と直接は会えないけど、でもインターネットなら繋がれる、その喜びを感じた人も多いのではないでしょうか。 実はその感覚って、インターネットなんて無かった昔の人も変わりません。 今から1000年も前の人にとって、この詩でも登場する「明るい

          月を眺めて遥かな人を思う