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セミナーを欠席した私、会社へ出社する夫

夜中から、こどもが発熱。
翌朝も微熱程度ではあったけど、保育園に行けるほどの様子ではなかった。

私はこの日、楽しみにしていたセミナーがあった。
一年に一度開催されるもの。
今回、現地で参加予定だった。

パートナーは、こどもが起きるタイミングにはすでに出社している。
一応、LINEで様子を聞いてくるので、気にはかけているご様子ではある。

私はこの日、楽しみにしていたセミナーがあった。
パートナーは、この機会損失を知らない。
正確には、前々日くらいに言ったけど、忘れているのだと思う。

「私が休めばいい」と、私自身も思った。
いつもそうしてきたから。

この失った数時間の体験で、何かが大きく変わることはないのかもしれない。
でも、積もり積もれば、、、
いやこれずっと私の側に積もってるんだけどな?とつい気持ちが暗くなる。

私のキャリアが犠牲になっていることを、たぶん彼は知らない。
悪気はない、でも知らない。
悪気はない、でも気付いてないのだ。
何よりもその事実に軽く絶望してしまう。

パートナーの仕事は、市民の安全のために重要なものだと頭では理解している。
でも、だからって私は働いてはいけないのだろうか?
自分のやりたいことを優先する調整は不可能なのだろうか?
私だけが子育てしなければならないのだろうか?


***


私は、この日セミナーに行くべきだった。
行くための調整を、パートナーにするべきだった。

この数年間、ずっとたくさんのものを差し出してきたのだから
相手を巻き込み、納得できる落としどころを探すべきだった。

自分でも「私が休めばいい」と思ってしまったこと
考えることなく、半ば自動的にその思考になっていたこと
行くための調整を怠ったこと

こんなに暗い気持ちになるのなら
行けよ、自分。
あきらめるなよ、チャレンジを

私はこの日、楽しみにしていたセミナーがあった。
まずはそのことを、相手に伝えたい。

はりきってコーヒーを飲ませていただきます!