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女性に初めて告白して玉砕したけれど一生の教訓を得た話

大学1年生の時、生まれて初めて女性に告白した

同じサークルにいた女の子でとても可愛かった

服装も髪型もおしゃれで目が大きくて笑顔が良かった

サークル自体はたいした活動をしていなくて、もう辞めてもいいかなと思っていた頃だ

だからその女の子にも会えなくなりそうで、どうせならと思って告白することにした

しかしやっぱり恥ずかしい

当時は全く女性慣れしていなくてうまく話すこともできないし、どう接したらいいかわからなかった


ちょうどその頃ある映画を観た

「いまを生きる」

主演のロビン・ウィリアムズは喜劇もシリアスも演じられる素晴らしい俳優でよく観ていた

1989年の古い映画だ


それから何かの本で目にしたある言葉が心に残っていた

「やって後悔することよりも、やらなかったことの後悔は一生残る」

そんなような言葉だったと思う


お前は好きな女の子に気持ちも伝えられないで一生後悔するのか

ダメでもいい

いまを生きろ

いまを生きるんだ

そう何度も念じながら思い切って告白した

シラフではダメだったのでちょっとお酒も飲んで電話をかけた

昔のことだから詳細には思い出せないが、電話番号の交換まではできていたんだなと今思った


結果はダメだった

好きな人がいる

サークルの先輩が好きだからごめんなさい

その人の性格、魅力など理由まで話してくれた


たぶんはじめから上手くいくとは思っていなかったからショックはなかった

そもそも2人で一緒に遊んだこともないし、そこまで仲良くもない

自分も相手もお互いによくわからない人だし、付き合う下地がなかった

ただ可愛くて付き合いたかった、それだけ


恋愛未経験、恋愛初心者で大学デビューだったから何もわかっていなかったのだ

当時流行っていた雑誌とか必死に読んで恋愛の知識だけは仕入れていた

その告白の後、サークルにも顔を出さなくなってその女の子にも会わず自然消滅した


お酒の力を借りた勢いでしかも電話で突然告白

なんて無謀で浅はかな行動だったか

でもその時は勇気を出せた自分が妙に嬉しかった

それだけはいまだに覚えている

びっくりさせてしまった事は相手に申し訳なかったと反省しているが、告白自体はいい思い出だ

もしあの時告白していなかったら、今もきっと後悔していたと思う

やはり先人達が残してくれている言葉には真実が多い


「いまを生きろ」

「やってしまったことよりも、やらなかったことは一生悔やむ」


何かに悩んだ時、行動をためらう時にこの言葉を思い出している

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