20219/6~9/11
今週末２回目のワクチン接種の予定があったため、一日前倒しのスケジュールで仕事を頑張った。先週慌ただしく動いたこともあり仕事に集中できて無事ノルマを完遂。心置きなくワクチン接種に望むことができた。
巷の評判通り摂取したその日にガタガタ震えだし３７・８度まで発熱して翌日も倦怠感が残ったが、夕方には買い物できるようになるまで回復し、とりあえず体力的な難局は乗り切ったといえる。あとはマイナンバーカードや相続税申告に必要な書類を区役所に取りに行き税理士と打ち合わせ、病院に母の老人ホーム入居に必要な診断書類を取りに行く、だんだんタスクを書き残すメモ帳みたいになってきた。
久しぶりの発熱で今週書こうと考えていたことが飛んでしまった。
今週目に止まったツイート集。
マレーシアのMM2Hビザ、
— あらいちゅー🐴馬主で大家で占い師 (@araichuu) September 6, 2021
・月収25万→100万
・資産証明875万→3750万
と大幅に取得条件が引き上げられたのね。これを満たせない人は1年の猶予ののち出国と手厳しい措置。
アジアは豊かになったので日本な貧乏人なんかもういりません～って感じやね。https://t.co/QY92Yfaf6x
マレーシアの長期滞在ビザMM2Hというものがあり、日本に住んでいるそこそこの会社勤めをしている世帯ならマレーシア移住を狙える条件のため人気があったのだが、この間の改正で取得条件が厳しくなったどころか、今MM2Hで移住している人がこの改正条件を満たせない場合追い出されてしまうという厳しい話があった。中国の富裕層がこのビザで不動産を買いまくったからだという話もあるが実際どうなのかはわからない。
MM2Hについて自分も調べたことがあるが、マレーシアならコンドミニアムも安く、メイドさんを雇えるし金利のいいHSBC銀行もマレーシアなら口座を開設しやすいから悠々自適な老後を、みたいな謳い文句が並んでいた。なるほど頑張ればいけるかもと一瞬思ったりもしたが、世の中そう甘くない、というか何が起こるかわからない。
海外移住はリスクが高いと言ってしまえばそうなのだが、国レベルで前提条件をひっくり返されては個人ではちょっと対処のしようがない。すでに移住していた人はコロナで異国生活を脅かされた上に移住先から追い出され、戦争か天変地異レベルで踏んだり蹴ったりを喰らってさすがにかわいそうである。
「あなた、SAPIXのことなんだけど…」帰宅すると、妻が暗い顔をしてテーブルに座っていた。なんだ、夏期講習と8月分の月謝、しめて30万円はもう払っただろう。こっちは障害を起こした職場のITシステムの要件定義書紛失が発覚して大変なんだ…喉まで出かかった言葉は、妻の深刻な表情で引っ込んだ。
— 窓際三等兵 (@nekogal21) September 7, 2021
・・・からはじまる一連のマンション創作ツイート。例によってブリリアネタに笑ってしまったが、こういうネタツイートも段々タワマン民を嘲笑する感じから悲哀を描くようなトーンに変わってきた気がする。
タワマンを買うくらいなのだから意識も高く世間からの目に敏感で厳しい競争を生き抜いてきたのだろう。だからといって依然として競争から逃れられるわけでもなく、共働きで住宅ローンと子供の学費にあえぎながら世間からは偏見の目を向けられるわけで、得られる幸福度に対して必要な人生の対価のバランスが見合わないのではないか。
一方で中国は国家レベルで国民が強烈な不平感を抱くこのトピックに規制をかけはじめている。
若者が無気力化する寝そべり主義が国外に話題になりだしてからのこの対応は圧倒的に早く見える。共同富裕なんてキャッチーなスローガンを掲げる一方でゲーム・アニメにも規制がかかり思想統制にも抜かりはないのだけど。
そういえば自分を塾に通わせるために費やした費用っていくらくらいだったのだろう。明光義塾だったのでトップ進学塾ほどでなかった気もするが、受験に失敗してFラン以下の大学に入ってしまったのでドブに捨てたようなものである。投資に対して得られた効果を強いて言えば一人で親を入院させたり介護に関する制度を調べたり葬式を手配したりその程度の基礎能力が身についたくらいだろうか。それくらいならFP３級程度の知識と人生の理不尽にある程度耐え忍ぶ能力が必要なだけである。
時折若いうちから人生が詰んだ時に歩むべきルートを考えることがあるが、トヨタの期間工で働いて１０００万円貯金し、まずは積立NISA、IDECOをフル活用、FP３級、簿記２級程度の知識を学習してそれから・・・と現実的ななろう小説みたいになってしまった。
どう生きても世知辛い世の中である。