その個別面談、逆効果ですよ!?
エーイチです。
(ALTURA社内においては、鯨岡を取っ払い、エーイチ名義で動いてるのです笑)
先日、たまたまドキッとするような記事を見つけました。
部下の話を聞くだけで終わり?…「コーチング」の一大ブームが招いた4つの誤解
https://news.goo.ne.jp/article/phpbiz/business/phpbiz-20210326212400181.html?page=1
うーん・・これですね〜
雰囲気、よく分かりますよ笑
もう10何年もコーチングというものに携わっている身からすると、何度目かのブームを見ましたし、結果として、効果的な面談が出来てる所(人)って、本当に少ないと思います。
根本にあるのは、相手を動機づける面談がどういうものなのか、その概念がない、ということ。
コーチングセッションは、そこに徹底フォーカスしますからね。
こちらの記事でも、スタッフのモチベーションを高めるための「1on1セッション」のススメを書いたところだったのですが、
じゃあ、実際にどうやったら?というのが、そもそも面談がクローズドな場ということもあり、教わったり、フィードバックを受けたりするチャンスがない。よって、かなり我流であることが多いのです。
もっとも多いのが、「自分が何か伝えなければ」「何か気の利いた事を言わなければ」という思い込みでしょうか。
え!?それが面談でしょ?!
という声が聞こえてきそうです笑
これだと必然的に、上司側が(良かれと思って)あーだこーだと話し、面談時間のかなりの割合を使うことになります。
まぁそれも時に大事なんですが、それよりは遥かに「相手に話してもらう」ことにフォーカスするのです。
この固定概念の転換が実はとても難しく・・
指導先での演習でも、こう言ってるそばから、どんどん上司側が話してしまいますからね汗
とにかく、質問はシンプルにし(ものの何個か!)、相手(部下)にとことん話してもらう。それをただ「うん、うん」と聴く。相手中心の場。この時間を設けることこそが信頼関係づくりにおいても、普段言えないことの表出においても、極めて大事なのです。
※いやもちろん、聴くだけでなく、フィードバックやら提案やら経験シェアはしますが、それは最小限にコントロールする
あとは、例えば制限時間30分、という時間をどのようにデザインしていくか。したがって、余計なことを話してる暇はありません。「起承転結」、コーチングでは「GROWモデル」と言ったりしますが、そんなフローが超大事。
だとすれば、面談ではこれを、こんな流れで訊いていく、という言わば「台本」が必要なのです!面談のテンプレート、カンペとでも言いましょうか。それがあって全然良いんです! むしろ、思い付きのままに展開してく即興芝居なんてとても難易度が高すぎて出来ません。でも、みんなそれをやろうとしてしまっているのです。
だもの、話しが二転三転し、フォーカスがとっ散らかったり、無駄に長引いたり、話した上司だけが満足している・・そんなふうになりがちなのです。
スタッフのモチベーション・マネジメントがより大事になってきている昨今、せっかく貴重な時間を設けている訳です。どうせなら次の行動に繋がる、有益な場にしたいですよね?だからこそ、(特にリーダーは)面談力、コーチング力を研ぎ澄ます必要があるのです!
そんな訳で、今週も組織マネジメントセミナーがございます。
テーマは、「個別面談を成功させるコツのコツ」!
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