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お前はTormentor❌Punisherで真の闘争に立ち向かうこととなる

はじめまして。アロハ天狗と申します。
さっそくだがおまえはTormentor❌Punisherという暗黒闘争ゲームを知っているか?
もしおまえがTormentor❌Punisherの暴風になぎ倒され、攻略を求めてきたのならばおれはおまえの力になれるかもしれない。下の方に攻略を書いておいた。

おまえがTormentor❌Punisherを知らないのならば、せっかくだ。少し話を聞いていくと良い。
だが初めに言っておく。あなたがゼルダブレスオブザワイルドとかペルソナ5とかPortalとかショベルナイトとかDOOMとか、そうしたマスターピースゲームをやっていないなら、このゲームよりもそれらマスターピース郡を優先してプレイすべきだ

そして、あなたが既にそれらを十分にプレイして、そしてあなたが血と暴力と炎と毒と死と闘争とヘヴィメタルとファック・ユーを求めているならば・・・おめでとう、Tormentor❌Punisherはあなたに福音をもたらし、そしておまえは死ぬ。

Tormentor X Punisherは、残虐なトップダウンのツインスティックシューター・ゲーム。生き残って最高スコアを目指そう。 一撃で即死、そして全滅する。例外は誰にも当てはまらない。殺傷、破壊、そして悪党どもを叩きのめし、コンボを決めよう。アップグレードで独自の殺法を身につけ、残虐なボスの猛攻をかわせ。

このゲームはフィンランドのボンクラが作ったゲームで、ツインスティックシューターだ。steamとかで売っており、1000円しないくらいでしょぼいPCでもプレイできる。

http://store.steampowered.com/app/500670/TormentorPunisher/

ツインスティックシューターとは左スティックでおまえが動き、右スティックで狙い、撃ち、そして敵が死ぬ、つまりピュアなゲームのことだ。

その意味で全くオーソドックスなゲームではあるが、このゲームは相当にストイックだ。ストーリーとよべるストーリーはほぼなく、そして場所も、この動画で出てくる大部屋から一歩も出ること無く、おまえはひたすらに戦い、殺し、そして死ぬ。それだけだ。
一応設定はあり、主人公のキチガイバトル女戦士が、惑星ファック・ユー(史上最悪のネーミングだ)でデーモンとひたすらに戦う。おわりです。

そしてこのゲームはストイックであると同時に過剰なゲームでもある。ゲームが始まった瞬間にヘヴィメタルが延々と流れ、ショットガンとマシンガンの薬莢は盛大にぶち撒けられ、辺りは血みどろとなり、敵の死体は一切消えること無く(!)舞台となる大広間は死体と血と薬莢で埋めつくされる。主人公のキチガイバトル女は、3秒に一回はゲラゲラ大笑いするかファックユーファックユー大騒ぎしており、とにかくやかましい(ファック・ユーの言い方だけで5パターンくらいある

いいか?おれは今あなた方をふるいにかけている。Tormentor❌Punisherは徹頭徹尾そういうゲームであり、こうした序盤を乗り越えれば衝撃のストーリー展開とか思いがけない感動とかがあるわけでは一切無い。ひたすらに暴力と死と闘争だ。それはピュアであり、高揚だ。だがおまえがそうしたピュア・ドラッグを摂取する前に、まずゼルダやペルソナ5やPortalやバットマンアーカムシリーズやスーパーマリオオデッセイでしっかりした5大栄養素を摂取すべきだということだ。

Tormentor❌Punisherはストイックで、過剰で、ピュアなツインスティックシューターだ。おまえはマシンガンとショットガンを使い分けてデーモンを殺しまくることとなる。ここまで理解したおまえには信じられないと思うが、このゲームにはこんなあほのゲームなのになんとリロードの概念がある。

だがこのゲームのリロードは特徴的だ。ショットガンを撃つと、マシンガンがリロードされる。

いいか?撃って、リロードして、撃つのではない。撃つことがリロードであり、リロードとは撃つことだ。

つまりお前は戦略的に戦いながらも永久に銃を撃っており、常に画面では誰かが死んでいる。ここまででおまえのこころはそうとう高まっており、既にTormentor❌Punisherを決断的に購入したはずだ。

だがおまえは最初、為す術もなくやられ、死に、1分として持ちこたえることはなくくたばり、それでもなんとか頑張ったら出てきたボスに0.5秒で殺されることとなり、まあ安いゲームだしこんなもんかと自分を慰め、やがてこのゲームを起動することがなくなる・・・・

だがこのゲームはその先に真の闘争がある。

このゲームは相当に凄いゲームだが、チュートリアルとかがめちゃくちゃ不親切でそもそも大事なシステムとかが超ざっくりとしか説明されないので、おれはおまえたちが戦いぬくために自分が気づいたことを書いていく。

おれはこのゲームを相当やりこんでいる。このゲームの闘争には終わりはないが明確な一区切りはあり、おれは自分自身に恥じること無いプレイをし、世界ランキング100位とかに入ったのでおれの言うことは信用できると思っていい。(このゲームのプレイ人口は知らないが多分5000億人くらいはいるのでおれはそうとう上手い方なはずだ)

・情報を手に入れることを恐れるな

このゲームに興味を示すということはおまえもまた、真の男ということだろう。そしておまえが真の男ならこうも思っているかもしれない。『おれは攻略なんて読まずに自分だけの力で戦いぬくぜ!』
だがそれは大きな間違いだ。なぜなら、このゲームはそもそも情報がほとんど自力では手に入らなく、そもそも、攻略情報を全て把握しても十分に難しい。これはRPGやシミュレーションのような、知識やデータがものを言うゲームではなく、おまえ自身に眠るTOSO=HONNO(訳注:闘争本能)が試されるゲームだ。
いいか、ゴルゴを思い出せ。奴は男の中の男だが、困難なミッションの時は情報提供者の力を借りているだろう。お前もそうしろ。トゥルーマン、ゴルゴ…

・ショットガンをつかえ

まずこのゲームは、マシンガンをショットガンでリロードするというシステムからよく勘違いされるが、マシンガンのつなぎにショットガンを使うゲームではなく、その逆だ。
おまえのメインアームはショットガンだ。ショットガンは最初こそ普通のショットガンだが、後述のシステムでどんどん強化され、最終的には凄まじくデバステーティングな破壊兵器へと姿をかえる。

・足を止めたやつから死ぬ

おまえはこのゲームを始めて、敵の数に圧倒されるだろう。だが落ち着け、殆どの敵の足はおまえより遅い。そして遠距離攻撃を使える敵は極わずかだ。だからおまえは走り回っているだけで殆どの敵から逃れることができる。だから止まるな。走れ。RUN&GUNが常に求められるゲームだ。

・盾持ちには超気をつけろ

おまえがここで手に入れた情報を使い、戦いつづけ、死にまくり、やがてひとつの真実に気づく・・・「盾持ち雑魚、めちゃくちゃ厄介じゃない?」と。

こいつは率直にいって最悪だ。盾はこっちの攻撃の大半を防ぐし、近くにいるとものすごい速度で突進してくる。この突進がヤバイ。わかっていても乱戦の時に防ぐことは困難だ。だからとにかく近づくな。

・ボスはすぐ倒せ

このゲームのボスはとにかくおまえをすぐに殺してくるが、おまえもボスをすぐに殺すことができる。だからボスの倒し方はまず把握しておけ。いいか、雑魚を処理してからボスに集中しようなどと考えるな。雑魚は果てしなく湧いてくるし、時間が経つほど、どのボスの危険度も増す。雑魚処理は最低限で、まずはボスに狙いをつけろ。

Snitch 危険度:B 

こいつはそう恐ろしくない。手元に持ったボウガンでおまえを狙ってきて、こちらの攻撃があたるのはその射撃の直後しかない。だが、動き回っていればボウガンは簡単に避けられ、次の瞬間にやつは死ぬ。

Big Bones 危険度:B

こいつは常に邪悪なガスを身に纏わせてガードしている。だが、おまえがマシンガンを撃ち尽くす時、その銃弾は炎を纏う。それがやつのガスを剥ぐのだ!そうなったら好きに料理しろ。あとたまにバグか仕様か俺が下手なだけか撃っても撃っても死なないときがあるが、いつかは殺せる。倒した後には邪悪な芋虫が地面に毒を撒き散らすので、こっちの方が厄介だ。即座に処理しろ

Golem 危険度:B

こいつは石版をおまえにむけて投擲してくる。普段は石版によってガードしているが投げ終わったその一瞬、やつは無防備になるので、マシンガンを叩き込め。本体の防御力は極めて低く、一瞬で殺害できる。危険度は低いが、常に円を描くように動け。立ち止まれば即ち死ぬ。Stop is die….

Carrion 危険度:A

こいつはジャンプの後に落下して、周囲に岩石壁を生成するとともに、赤い血弾を発射して即次のジャンプに移る。攻撃のチャンスは短いが、敵の攻撃も避けづらいので慌てると死ぬ。落ち着いてまずは回避することを優先しろ。そして、こいつの生成する岩石壁はそのままおまえ自身の防御にも使える。このゲームは基本的にだだっ広い小部屋で延々と戦うこととなるので、遮蔽物の存在はマジで貴重だ。リスクとリターンが同居した相手だ。

Craw 危険度:S

こいつはやっかいで、おれは最初はこいつに殺されまくった。こいつの行動は2パターンにわかれ、① 回転しながら血弾を撒き散らす ②おまえに向かって突進してきて、数秒立ち尽くす の行動を繰り返す。②の後の隙に攻撃するしかなく、最初は回避に徹するしか無い①の時はとにかく距離を取れ。②で向こうから近づいてくるから、円を動くようにして回避しろ。そしてショットガンだ。

Gutshank 危険度:SSS

こいつはマジでどうしようもないクズで、ゲーム系迷惑サイトのコメント欄にいるような最低のクソ野郎だ。防御力は皆無に等しいがひたすら逃げ回り、高速で動く丸鋸を乱射してくる(とにかく早いので避けづらい!)。これは壁とかにも反射するので、丸鋸が増えてくるとどうしようもなくなるから、とにかく追いかけて瞬殺しろ。これは未確認だが、マシンガンは逆効果らしいので、ショットガンで処理しろ。

そして最悪なことに、コイツを殺すと、ステージの壁全体を這い回る超巨大な丸ノコが以降発生する。この丸鋸も動きが早く、あとAC版グラディウスⅢくらい判定がデカイので最悪だ。とにかく、こいつが序盤に出ないことを祈るしか無い。

Priestess 危険度:SSS

こいつは特定のステップを踏まないと倒せない。まずは、地面に潜って尻尾から弾を撃つので、そこを攻撃しろ。そうすると表皮が硬化して、今度は頭から攻撃をする。それから脱皮し、無防備な状態となるのでそこを攻めれば倒せる。これがゼルダなら面白いボスだが、このゲームはTormentor❌Punisherなので、悠長なことをしているうちにおまえは死ぬ。そして這い回る動きもランダムなので、近づくと激突死するが、逃げすぎると殺しきれない。極めて厄介な相手だ。

・ショットガンをアップグレードしろ

上で述べたように、ショットガンは特殊な方法で敵を8回倒すことで強化ができる。その全てを挙げることはしないが、おれが重要だと思うものをあげておく

・Wizard's Hat 

取得条件 敵弾をショットガンで弾き返し、感電した敵を8体マシンガン  で倒す
能力 ショットガンが敵を感電させるようになり、盾持ちは盾を落とす

超重要だ。敵郡へのスタン効果だけでも強烈だが、何より盾持ちをほぼ無効化できるのがとにかく有効だ。取得が困難だが、これを取ることを最優先に行動する価値はある。反射した敵弾が、敵の群れの横をかすめるようにすると、まとめて感電するのでそこをマシンガンで一網打尽にするとよい。

・Wallie

取得条件 壁に反射したショットガンの弾丸で敵を倒す
能力   敵に当たったショットの弾丸が更に分裂して散弾となる

これは取りやすいのに強力だ。単純な火力超アップに加えて、実質的な射程アップの効果もあり、敵の大群がショットガン一発で殲滅できるようになる。おまえはこうしたゲームにおけるクラウドコントロールの重要性をよくしっているだろう。これこそがクラウドコントロールだ。取得も簡単なので、焦ってとらなくてもすぐに取れる。

・Fuck You(最悪のスキル名だ)

取得条件 一発のショットガンで発射される3発の弾全てで敵を倒す
能力   一度に発射される数が5発に増える


上2つに含めると有効性は低いが、単純に火力が増し、撃ち漏らしが減る。敵を引きつけて撃てば自然ととれるが中盤以降は敵を引きつけているという状況は既に立ち回りの失敗を意味しているので、最序盤の内にさっさと取得してしまいたい。

あとは射程アップとか、弾丸の再反射とか、炎属性の追加とかあるが、能力と取得コストがおれは見合っていると思わなかったので、余り重視しなかった。Wizard's Hatだけはなんとしても取れ。

・あきらめるな

ここまででおれはそうとうに大切な情報をおまえに伝えてきた。だがこのゲームは、おまえが砂浜で完全武装したコマンドーだとしても、ダクトテープでマシンガンと火炎放射器をぐるぐる巻きにしたリプリーだとしても容赦なく殺しにかかる。

ここからが真のTormentor❌Punisherだ。 

おまえは死の繰り返しのなかで敵の動きを覚え、自分自身の戦い方を見極めなければならない。おれはゲームがめちゃくちゃ下手だが、それでも自分自身に恥じないプレイが出来た。このゲームのプレイ人口は多分日本で10人くらいな気がするが、この文章がたった一人の誰かのためにでもなれば幸いだ。

なお、ボスの画像は素晴らしい攻略情報をまとめてくれているsteamガイドhttp://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=946181069
から拝借した。

逆噴射文体に寄せる気はあまりなかったが、ゲーム自体があまりにもメキシコだったのでミーム汚染をされてしまった。

なお、このゲームをわたしに紹介してくれた、まきちゃん氏@makichang23 (https://note.mu/makichang23)は他にもそうとう面白いインディーズゲームとかを紹介しているので、興味があればフォローすると良い。

おわりです。

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