『何故おまえはタイタンフォール2で死ぬのか』
僕の友人でバル・ベルデ在住のロドリゴ・ハンプトンクルックソン氏の高祖父で、バル・ベルデにおける逆噴射総一郎研究の第一人者として高名なキャプテン・ハンプトンクルックソン教授が、彼の友人に向けて書いた手紙のアーカイブです。
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何故おまえはタイタンホォール2で死ぬのか
よくきたな。俺はタイタンフゥォーンール2のせんもん家、キャプテン・ハンプトンクルサックソンだ。おれは一日中タイタンホルツーをやっていて思ったことがある。(そしてあなたはそれを読むことができるでしょう!)
おれが気づいたのはどれも当たり前のことだが、メキシコでは当たり前のことができないやつから死んでいく。メキシコはかこくな土地だ。砂漠、サボテン、太陽、ヴェロキラプトル…だからおまえはこれを読んだり読み飛ばしたりして、パワをつけ相手やっつける。何か質問は?質問はありません。それでは本編にうつります。
強い武器を使え。
おまえは知らないかもしれないが、強い武器は強く、それを使うと強い。おまえがおくゆかしい場合、俗にいう強武器を使うのは気がひけるかもしれないが、それは一日16時間毎日タイタンフォール2プレイ人間にとっての話なので、あなたは強い武器を使っていいのですよ。
では強い武器は何か?という話だが、最初からある武器がだいたいいちばんつよい。おまえはフアイナルファンタアージッとかのやりすぎなので、レベルを上げると強い武器が手にはいると思っているだろうがそれは幻想だ。レベルを上げても玄人向けのマニアックな武器しか手に入らないので、強い武器で勝てるようになってからでいい。
具体的な俺のおすすめは、ヘムロックだ。こいつは一回トリガーを引くと3発弾が出て、相手は3発当たるとしぬ。つまり一回トリガーを引くと相手が死ぬのであほみたいに安定する。精度もいいので、屋根の上からタイタンを削ってる奴なんかは格好の獲物だ。
あと最初のアサルトライフルの R201も使いやすい。精度が高く、ブレも少ないので状況を選ばず戦える。状況を選ばない奴は、つよい。おまえも状況を選ばない奴になれ。
クロークは溜まったらつかえ
『戦術』のチョイスだが、まずはクロークにしておけ。そしてゲージが溜まったら何も考えずに即発動しろ。クロークは透明になるのでちょーつよい。相手がタイタンの時は実に全く不可視となる。相手が人間の時は何となく透明っぽい輪郭になるのでけっこーバレる。だが奴の反応は一瞬遅れることだろう。俺の故郷ネブラスカではいっしゅんの判断が生死を分ける。ネブラスカは過酷な土地だ… だからおまえはクロークを使え。
あとおまえはクロークをカッコいいタイミングで使おうとして温存し、そして出会い頭に撃たれてしぬ。クロークは使いたい時に使えなくて困ることはあるが、使わなくていい時に使って困ることはない。だから、溜まったら即使え。ただし、クロークをしていても二段ジャンプするとブーストの炎で居場所がまるわかりになる。おまえが意気揚々とタイタンに飛び乗ろうとして殴り殺されるのはこれが原因だ。これをさけたければ、キット2のステルスマスターを使うしかない。ステルスマスターはつよい。
クロークの他には増幅壁もあほみたいにつよい。これはほぼ破壊不可能なシールドを貼る戦術だ。しかも自分の弾は一方的に通る。さらに何故か自分の弾はパワがアップする。なのであほみたいに強く、正面衝突の戦場ではすごい。
グラップルとかパルスブレードも優秀だが、これは強い奴が使うと優秀という意味なので、自分が強い奴だと感じたら使うといいだろう。
ブーストは強いものを使え。
ブーストはつよい。だが真に強いブーストはどれか?それは大いなる問いだ。宇宙…ラッコ・・・バンブー・・・
ブーストにはコストがあり、タイタンゲージと連動している。だが実は、低コストのブーストも高コストのブーストもタイタンゲージが一回たまるまでに一回しか使えない。例えばコスト80%のブーストと40%のブーストが有るとして、後者は二回使えるわけではない。ただちょっと早く使えるだけだ。なので低コストのブーストは、ゴミだ。強くて高コストのブーストをお前は抜け目なく使い、勝利してヴァルハラにいく。
パイロットセントリーは置いておくだけで敵を倒してくれるので、つよい。見晴らしの良いところに置いておくと敵のミニオンやパイロットをもりもり倒してくれるので、おまえがタイマンでの銃撃戦に自信がないなら特におすすめだ。たまに即無力化されることもあるが、それは相手もまた真の男だったというだけなので、あなたは泣き喚きながらプレステフォーを叩き壊すひつようはない。
あと初期装備なのでどうせおまえはなめているだろうが、強化武器も状況を選ばない男の中の男なので、つよい。遭遇戦に強くなるのはもちろんだが、対タイタン兵器も強くなるイクウォールタイタンへのダメージが上がる=タイタンゲージの上昇も増える、なのでメリットが大きい。
タイタンに飛び乗れ。
タイタンに飛び乗ることそれがロデオだ。敵のタイタンに飛びつくとおまえは敵タイタンからバッテリーを引き抜いて攻撃する。ちょー強いタイタンに生身で飛びかかるわけだから、ネス湖のほとりの丸太バンガローで幸せな老後が送りたいやつはやるべきではない。だがおまえが真の勇者なら、それはやる価値がある。何故ならロデオが成功すると3つの効果があるからだ。
1.敵タイタンに大ダメージ
2.バッテリーを獲得
3.タイタンゲージが35%上昇する
バッテリーは、味方のタイタンにとびのることで、味方のタイタンに挿入することができる。すると味方のタイタンはシールドを張るのでちょー強くなる。更におまえはタイタンゲージが35%上昇する。
これは何を意味するところか。おまえは電池を抜いて、そして差すとタイタンゲージがそれだけで70%になる。70%というのは事実上の100%なので、すごいことです。だからおまえはちゃんすがあればタイタンに飛び乗るべきだ。ちなみに、バッテリーを持った状態で自分のタイタンに乗るとそれだけでシールドがつくので、更によい。
しかしおまえがタイタンに飛び乗るということはおまえのタイタンも誰かに飛び乗られるべきだ。飛び乗られるべきなのだ!そんな時おまえならどうする。俺はテキサスで生まれ育ったタフな男だから電気スモークを使う。電気スモークはつよい。電気スモークの中にいるとダメージを食らってあっという間に死ぬだろう。しかしお前のてきはことごとく邪悪なので、電気スモークに気づくとすぐにジャンプして逃げたりする。俺からのアドバイスはたったひとつだ。一歩前に出てしゃがめ。それだけで敵を電気スモークの半径中心におけるので、敵はギリギリ逃げきれずにしぬ。電気スモークを使えない状態で飛び乗られたら?その時は気合でどうにかしろ。わかったか。わかったらさっさといけ。
タイタンで敵パイロットやっつけろ
おまえはタイタンにのるとテンションが上がって、すぐ敵のタイタンに襲いかかったりして死ぬ。だが冷静に考えてください。あなたが生身のとき、敵のタイタンに殺されまくっているだろう。タイタンは人よりもつよい。タイタンの武器は大体爆はつしたり、拡散したりするので、当てやすいし威力も高い。少し注意深くなれば、生身の敵をプチプチと粉砕できるはずだ。
それとタイタンはつよいが、小回りがきかない。近くの敵に対しては、下手に射撃をするよりも、タイタンパンチや、いっそ踏んでしまったほうがよいことのほうがずっと多い。わかつたか、タフになれ。
タイタンに乗ってもコソコソしろ
もちろんタイタンのメインの役割は敵のタインタタを倒すことだ。しかしおまえはタイタンにのってテンションの高くなったあほなので敵に突っ込み、全弾撃ち尽くしてリロードしてる間に死ぬ。タイタンのリロードの遅さをなめてはいけない。
タイタンはでかいので、おまえは何となくマジンガーZに乗った気分かもしれないが、タイタンの装甲はお豆腐でできているのですぐ死ぬ。だからおまえは、不利になったらすぐにビルとかのかげに隠れてリロードやシールドのチャージをしてコソコソと戦うべきだ。
本当の男はもっと堂々とたたかうんだ!とおまえは思うかもしれない。いいか、ゴルゴを思い出せ。奴は男の中の男だが、大声をあげてマシンガンを乱射しながら敵に突撃するだろうか?いやしない。コソコソと隠れてズキューウンしているだろう。お前もズキューウンしろ。トゥルーマン、ゴルゴ…
タイタンは一人で戦うな。
例えば向こうに三体の敵タイタンがいる。おまえはタイタン一体だ。おまえはあほなので『おれは三倍つよいからいける』と考えて突っ込み、しぬ。ここには二つの間違いがある。まずおまえは三倍つよくない。そしてここが重要だが敵の戦力は、その数の自乗に比例する。だから敵が三体いるなら、実際は9倍強い。おまえは9倍つよいだろうか?だから多い敵とは戦うな。しぬからだ。
パイロットならまぐれで1対3で勝つ時もあるがタイタンでそのまぐれは決して起きない。メキシコの大地は偶然を許さない。常に味方と連携しろ。ただしそれはカルガモの親子のように常に味方に張り付いて行動しろということではない。仲間と戦っている敵を遠くから射撃するだけでも十分だ。だが闇雲な孤立だけはするな。常に味方の位置は気にしておけ。
タイタンが危険になったら脱出しろ
タイタンのライフがゼロになると、体力バーの代わりに黄色と黒のしましまになる。これはおまえのタイタンがもう瀕死だということだ。この状態でもおまえのタイタンはいつも通り撃ったり走ったりできる。しかし装甲は生まれたてのウーパールーパーくらい柔らかいのですぐ死ぬ。そして恐ろしいことが、この状態でタイタン格闘をされると、専用の処刑モーションでパイロットごと即死する。だからおまえは、タイタンがヤバくなったら無理せずにさっさと脱出しろ。おれもあの時に屈辱に耐えて生き延びたおかげで、今こうしてメディア王としての成功がある。逆に、瀕死のタイタンがいたら、タイタン処刑を積極的にねらえ。
おれが気づいたのはほかにもたくさんあるが、まずはこのくらいだ。これらをやれば勝ったり負けたりできる。タイタンフォール2は男のゲームだ。かちたければタフになるしかない。ドリトスを食べてコロナビールを飲み、コナンザグレートを観るようなタフな男だ。
俺は故郷のニューカレドニアに帰る。強くなったおまえに殺されることを楽しみにしながら…その時までさらばだ
キャプテン・ハンプトンクルサックソン教授、ありがとうございました。皆さま、お気をつけておかえりください。