1/4(水)20放送ハートネットTV 「我がままに生きて ある重度障害者 最後の日々」ナレーション担当しました
合理化の元に、無人化が進んでいるJR九州管内の駅を利用し続けてきた吉田春美さん。吉田さんの幸せや楽しみを通して、誰もが自由に暮らせる社会って、どうやったら作れるんだろうと感じています。裁判は続いています。問い続けてくれる人たちのおかげで、重い扉は開いてきたし、開くのだろうと思います。
昨年9月、末期がんのため69歳で亡くなった吉田春美さん。脳性まひで車いす・呼吸器ユーザーの吉田さんは、地域の障害者の自立生活を切り拓(ひら)いた先駆者であり、駅の無人化に反対してJR九州を訴える裁判の原告でもあった。自分らしく生きるため時に“わがまま”と言われた吉田さん。でも、地域には彼に影響され生きる多くの人たちの姿が…。誰もが暮らしやすい社会の実現を目指して生きた吉田さん、最後の日々の記録。
以前、お元気な時に制作された番組も担当しています。
「みんなの“楽しい”裁判〜駅無人化訴訟に託すもの〜」
初回放送日: 2021年8月10日
大分の車いすユーザー3人が前代未聞の裁判を起こしました。JR九州が駅を無人化したことは憲法に保障された「移動の自由」を侵害するとして、1人11万円の損害賠償をJR九州に求める裁判です。JR九州は、人口減少が進む中で、無人化は赤字解消策として必要だとしています。番組では、原告の1人、吉田春美さん(67)の日常と裁判過程を記録。合理化が進む中で“誰もが生きやすい社会”をどう実現できるのかを考えます。