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伝染病と人。家畜と人。政府と個人。infectious disease and human, livestock and human, government and individuals

10月4日(日)朝6時10分からNHK総合で放送予定のドキュメンタリー番組 目撃!にっぽん『ウイルスと闘う、ということ〜宮崎・口蹄疫から10年の舞台劇〜』のナレーションをしてきました。

10年前に口蹄疫が宮崎で出た、ということはなんとなく記憶していて、事件だと思ってはいたけれど、非常事態宣言が日本で初めて出されたことも、それに伴って、予防的措置として、どれくらいの牛や豚が殺処分されたのか、その規模を想像できていなかった。今、より伝染病が身近になった私たちは、この事件から何を感じるんだろう。ドキュメンタリー・シアターという手法で描かれた当時の様子から今を考えるきっかけにしたいと思った。当時の酪農家さんが撮影した動画が、身につまされる。

口蹄疫で29万頭の牛豚が予防措置も含めて殺処分された2010年。宮崎。個の抹消。畜産という全体を守るための国の決定。全体を守るために個は犠牲になるという理不尽。従わない選択肢のなさ。

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https://www.nhk.jp/p/mokugeki-nipp…/…/episode/te/5WZMRR6LG5/

新型コロナ禍の夏、宮崎で上演された異色の舞台劇。10年前にウイルスがもたらした「口蹄疫」の災禍の記憶を今に伝えようと葛藤した宮崎の演劇人たちの姿を見つめた。

この夏宮崎で上演された「ドキュメンタリーシアター・29万の雫2020」10年前に宮崎県で家畜伝染病の「口蹄(てい)疫」が爆発的に広がり29万頭あまりの牛や豚が犠牲となった災禍を題材にした舞台劇だ。被害をうけた畜産農家や殺処分を担った獣医師など当事者の証言をもとに作られた物語を地元の役者が舞台で表現。コロナ禍に世界が揺れる中かつてウイルスと闘った人々の記憶を伝えようと葛藤した演劇人たちの2か月の記録

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