いつも側に
失恋をした経験がこんな僕でもあるんです。
いや、誰でもあるのか。普通。(笑)
振り返ればむしろ失恋ばかりだったと気がつくわけでね。w
そういうことではなく、こんな僕でも失恋をして泣いたこともある、ということですよ。w w
世界中の悲劇を一人で背負ってしまったような哀しみ。
実際は一人の男のただの失恋なだけなんですけれどもね。
でも僕の中では僕が主人公なのですからしょーがない。
その後に必ず訪れることになってる素敵な出会いなど知る由もなく、
ひたすら目の前の悲しみで満たされた日々をしばらくは送ることになるのです。 w
そんな時に心を癒してくれるものはいろいろあります。
友人との時間だったり、映画だったり、書物だったり。
中でも音楽の力に頼った方はたくさんいるでしょうね。
あの頃の僕を一番救ってくれた曲。
そんな1曲がある方も多いと思うのですね。
僕にもあるんですよ。w w w
だから何度も言ってますが、
こんな僕にもそういう繊細な経験があるのです。
カーラ・ボノフの『Just Walk Away』。
静かに去ってゆく愛を描いた名曲です。
哀しい想いに浸りながら何度も聴いたものです。
今ではもちろん、遠い昔のその失恋が哀しいわけではありません。
でもこの曲を聴くと、その時の哀しかった感じだけが蘇ります。
キュンとした感覚とともに一生心に刻み付けられた名曲となったわけですね。
カーラ・ボノフ。
高校生の頃に初めて聴いた時から、その歌声にずっと惚れているアーティストの一人です。
そんなアーティストは一握りなんですが、彼女は間違いなく僕のベスト・フェイバリットなアーティストの一人なんですね。
心に染み渡る美しい歌声はきっと天性のものなんだろうな。
ひっそりとした佇まいや謙虚な振る舞いを想像させる清楚な雰囲気と、深い哀しみを優しく歌い上げるかのような儚さを兼ね備えたこの声は、もうなんと賞賛していいのかわからないくらいです。
本当に何度針を落としたかわからない。
僕が生きてきた中で、彼女の歌の力を借りたことは幾度となくあります。
僕の多感な青春時代には、色んな場面で彼女の歌が流れているんですねー。w w w
本当に彼女のファンは多いと思います。
いろんなサイトやブログでも紹介され尽くしているでしょう。
なので彼女の経歴などはあまりここでは説明しませんが、
たった4枚しかオリジナル・アルバムを発表していないのに、
未だに世界中で愛されているシンガーなんですね。
今でも頻繁にターン・テーブルに乗る彼女の世界。
LPからCD、MP3へと音源の変遷はあっても、いつも側にいて欲しい楽曲たち。
今までも、そしてこれからも、
それらはきっと僕の人生の傍らにあり続けるのでしょう。
w w
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2018年に約11年ぶりのニューアルバムが発売されました。
『Carry Me Home』
今まで歌い続けてきた曲を自ら新解釈して再録した、新録のセルフカバーベスト盤といった風情の5thアルバムです。
まさか新しいアルバムが出るなんて思ってもみなかったのでびっくりでした。
発売当時は流通してたみたいなのですが、そうこうするうちにコロナやなんやらでバタバタしてて、ずっと買いそびれていたのですが、いつのまにかAmazonなどではMP3のストリーミング発売しかしてなくて、アルバムパッケージとしてなかなか再登場しないなーと思っていました。
そして改めて調べてみると今だにアルバムパッケージは流通してないらしいことがわかりました。
こうなったら、唯一、カーラのホームページからの直販しかない!と思い立ち購入してみましたよ。w
あとは、本当に届くのか若干の不安を感じながら待つだけですね。
ドキドキです。w
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そして、国際郵便が無事届きました!
やっぱりいい。
本当に彼女の歌声は最高だと思います。
もう70歳なのに、20代当時の歌声とまったく変わらないのには驚きです。
耳馴染みある名曲の数々を、落ち着いた弾語り風のシンプル・アレンジで歌い上げるこのアルバムの歌声はまったく色褪せていないし、彼女の良質で上品な感性を、しっかりと地に着いた雰囲気で披露してくれています。
本当に、素敵なセルフカバーベストアルバムだと思います。w
まだまだ、側にいて欲しいアーティストですし、
昔のアルバムの含めて、まだまだカーラの歌声を楽しみたいと思います。
いつまでも、いつも側に。ね。笑