ボヘミアンたちの夏
ボヘミアン。
国語辞典では
「「ボヘミアン」とは、伝統的な価値観や社会的な規範にとらわれず、自由で個性的な生き方をする人々を指す言葉である。また、そのような人々の持つ独特のファッションや芸術的センスも指すことがある。ボヘミアンは、自由な精神や独創性を重視し、既存の枠組みにとらわれない生活を送ることを特徴としている。」
としています。
海辺という生活拠点で生きているので、この「ボヘミアン」的な生き物によく遭遇する。
あるいはボヘミアン風味の、という方がピッタリくる場合もあったり。w
いずれにしても、自由げな風情の個性的で独自性に溢れた人たちが多く住むのではないかと思わせる風土が海辺にはあるものです。
都会や山間部では味わえない独特の風土です。
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都会で働き、日常の全てを都会の中心で過ごす生き方がボヘミアン的ではないとも言い切れないはずなのですが、この「ボヘミアン的生き方」や「ボヘミアン的思考の持ち主風情」にはある種憧れや目指すべき目標に準ずるイメージがあったりします。
特に都会で社畜として働いて疲弊したり、とかくバランスや損得の忖度で日々苦しむ人間関係に疲れてしまってる人には特に眩い精神の状態と感じる言葉なのかも知れません。
でも、多くの人々は、全くボヘミアンとは無関係なのかと言ったら全くそうではないと感じるのですよね。
ボヘミアン的思考や生き方を全否定する人以外のほとんどの人の中に、「憧憬としてのボヘミアン的何か」を持っているのだとしたら、それはすでにそのボヘミアンへの戸口に立つ資格を持っているということに他ならないわけです。
そしてきっとそういう人は、細かい部分でそのための選択をしているはずだし、実践し始めていることだってあると思うのです。
無責任に自由に生きる、という意味ではありません。
自分で価値を選んで選択できる環境に身を置くことこそが、ボヘミアンな生き方なのではないかと思うわけです。
そいうい意味では、今回もボヘミアンたちの夏をたくさんお届けできる手筈となっておりまするゆえ、どうかStay Saltyをお楽しみくださいませ。
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Stay Salty vol.32 リリースしました。
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「「フルーツ天国」な夏の台湾」
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今回もいろんな場所で夏が過ぎてます。
まだまだ夏を楽しみましょうね。
オラ!ボヘミアン!!
こんな時代だからこそ、魅力的なことをやってきた人の今とこれからへの想いを聞きたい!これから何かを目指して進もうとしている人に、そこに立つ人の願いのような想いを届けるべく、WEBマガジン「STAY SALTY」を作りました。想いを同じくする方のサポートよろしくお願いいたします。