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オリジナル素材
デザインの素材として何かをクラフトしたりペイントしたりすることがあります。
趣味で描くわけじゃないので、個性としてのイラストや造形物というモノではないので、イラストレーターのような個性のある成果物が何枚もあるわけではありません。
でも、無料のデザイン素材をどこから調達するわけにもいかないようなイメージが頭に浮かんだらもうそれはしょうがないですから。笑
自分で頭の中にあるイメージを手作りしてデザインの素材として使用することになるのですね。
どういうものかというと、こういうものです。
オフィスの端っこに転がってたダンボールの切り端に
ガムテープとレシート貼って
ブラックとイエローのポスターカラーを塗っただけのものです。
これはなんだっけ。
そうだ。グラフィック・マガジンのコンテンツの背景に使ったんだ。笑
そういう感じでアナログで作成したものをベースに加工することがあるんですね。
こういう作業は、それを最初からリクエストされる性質のものではなく、クリエイティブ上デザイナーが必要だと思って初めて生み出される素材なので、これ自体が高い芸術性や完成度を持ったものではありません。
あくまでもこれを使うことで、デザイナーの頭の中にあるデザインが完成される、という場合に作成するものなのですね。
クライアントによってはこういうものを必要としない場合も多々ありますし、僕以外の人の好みで進む仕事には発露することはありません。
でも、デザイナーは常にこういうオリジナルの素材を作ることも準備しておくことも必要なんですね。
イラスト的なものを自分で描いたり、自分でタイポを作成したり、というのもそういうカテゴリーのことですね。
関わってるデザインや自分のテリトリーにも関係しますが、僕みたいなビジュアルをメインにしたデザイナーは、常にこういう引き出しというか、チャンネルを持っておきたいな、と思うのです。
そのためには、アートやデザインや映像などのインプットはとっても大事だなーと思っています。
いくら仕事のためのクリエイティブとは言え、そこには必ず自分の趣向やインプットの傾向が反映されるわけで、無理になんでも出来るようになる必要なんてないのですからね。
まあインプットは日々の楽しみでもありますから。
クリエイターはいざという時のためにも
インプットは楽しみましょうね。
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