大人になったら
日影茶屋ではお互いに声をひそめてた♩
逗子の日影茶屋がそう歌に登場したのはもうかれこれ35年前の1985年。
あのバックスクリーン３連発で快進撃を開始したタイガースが
その勢いそのままに21年ぶりに
リーグ優勝と日本シリーズを制したあの年です。笑
同年９月に発表された
サザンオールスターズ８枚目のオリジナルアルバム
『KAMAKURA』に収録された名曲『鎌倉物語』の中の一節ですね。
その頃には将来自分が
この湘南に居を構えるなんて夢にも思ってなかったけれど
時は流れ
つなぎ繋がれ流れ流れて
この湘南にたどり着いた時から
いつか日影茶屋には行ってみたいなーと思っていました。
日影茶屋の前の道は
それこそ引越してきた当初から
なんどもなんども通ってきたおなじみの道になってるし
距離的には身近な存在になったのだけど
やっぱり高級な場所というイメージもあって
子供たちの学費を稼ぐことで精一杯だったここ10年間は
言ってみれば「大人になったら行きたいな」という
羨望の場所として存在してました。
まあ、大人になってから随分と経ってるんですけどね。笑
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そしてようやく大人になったということで w
先日謎のお忍び気分で初めて日影茶屋に行ってきましたよ。
大人しかいない品のある静かな場所でいただくお料理は
やっぱり特別な美味しさでした。
素材を活かした職人的な味やビジュアルのお料理で
ようやく大人になった僕らを十分に堪能させていただきました。笑
そして案の定。
日影茶屋は声を潜めがちな品のある場所でしたよ。w
大人にはこういう時間は本当に大切なんだなと実感するのです。
子育てをしながらたくさんのことを背負って生きてゆく日々の重さは
若い頃のそれとはまったくの別次元だったと今ならよくわかる。
それでも大切なものを見極めて
翻弄もされながらも新しい世界に常に触れながら
もがいて見つけてすがって切り開いてゆく日々は
若く未熟な僕をいやがおにも成長させ大人へと導いてくれるわけでね。
時間の過ごし方や食の楽しみ方
空間の気の流れの種類や光の匂いなど
人はたくさんの情報を処理して自分の何かに還元してゆくものです。
その意味や重要さは年とともに増してゆくばかりでね。
同時に
大人になったらやりたいなと思ってたことを
一つ一つやり始めたいなと思ってて。w
ピンチを何度もくぐり抜けながらも
日々の楽しみはたくさんあったほうがいいに決まってますから。笑
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