師走を想う。
早いものでもう師走です。
この師走という言葉、結構好きなんです。
その月を象徴するイベント事の名を冠した訳でもない12月の別称は、
日本の風俗学的にも文化的にも日本人らしさを表現した言葉に感じますし、
なんと言ってもとても嫋やかで美しい日本語だと思うんですよね。
「師も走り回って事を納めないといけないくらいに大忙しの年の瀬」。
師とはお坊さんのこととされ、年末に仏事が頻発してしまうためにお坊さんもお経を唱える依頼のために走り回るのが12月、ということらしい。
万葉集の頃には「師馳(しはす)」と書かれていたらしく、文字通り「師」が「馳せ参じる」月ということですね。
言葉というのは人が紡ぐもの。
なので人によって紡がれる内容も重さも匂いも違います。
ありとあらゆる言葉が折り重なり、文化を作り、風俗を作り、時代を作ってきたんですね。
言葉を集めたマガジンや書籍がどうしても魅力的なのはしょうがないかと。
僕らはいつだって、言葉を紡いで現在(いま)を生きているのですからね。
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「人」と「場所」と「想い」が奏でる日々の生活の柄を綴ったWEBマガジンStay Salty のvol.39 をリリースしました。
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「笑顔で納める。」
次に向かうために、笑顔で年を納めましょうか。
堆く積み重なってゆく逡巡も、
とめどなく溢れる想いも、
全てを笑顔に込めて。w
この納めよ良き未来への礎となれ。
かな。笑
次号は2月初旬発行予定です。
Stay Saltyはまた来年にお会いしましょう。