ビーチマネー
ビーチマネーという通貨があります。
これは、ビーチグラスを通貨として対応してくれるお店で利用できるサービスなんです。
実は、そういうのがあるんです。笑
ビーチグラスというのは、海岸でよく見かけるガラスが波や岩や砂などで磨耗した綺麗なカケラたちです。
それらを集めて、対応店(ビーチマネーショップと呼びます)に持っていけば、ビーチグラスの大きさや形の規定はありますが、ビーチグラスそのものがお品代に変換できたり、割引に使えたりするんですね。
まだまだ数は少ないけれど、全国にビーチマネーショップがあって、神奈川でいえば鎌倉や藤沢、横浜、小田原などにショップがあります。
あとはハワイとか台湾にも広がり始めてるようですね。
元々この活動は、ビーチクリーン活動の一環として生まれたシステムのようです。
(https://beachmoney.jp/より=詳しくは上記HPにて))
環境保全の観点から見ても、そしてビーチサイドならではの小粋な遊び心が相まって生まれたこのシステムってとても素敵じゃないか!と思うんですよね。w
そして、こういうことを思いついたり、それに賛同したり、実際に運用を始めることが軽やかなのが、ビーチサイド・カルチャーのいいところなのかもなーとか思うわけです。
一見、社会不適合者。笑
小汚いしラフだしいい加減な感じも決してなくはない。
もちろんビーチサイドとはいえ、いろんな人が生活をし、その文化を育むのだから、サーファー崩れの悪目立ちするイメージをレッテル貼りされても困っちゃう人の方が多いとは思います。
それでも、そこに共通する何かもあって。
小綺麗にしてる人も小汚い人も。
きっちりしてる人もラフな人も。
穏やかで品行方正な人も賑やかでワイルドな人も。
人や環境に対して積極的な人も臆病で距離感を大事にする人も。
様々な人がいるにも関わらず、
そこにあるのは海への愛と、
「それいいねーーー!」を体現する大らかなフレンドリーさではないかと。
環境保護を痛いくらいに叫ぶこともなく、
恥ずかしいレベルで正義をかざすこともなく、
そこにあるのは、自らと自らの家族と周りの人たちの生きる環境への愛があるだけなんですね。
そういうことに繋がるアイデアは大らかな賛同を以ってして実行に漕ぎ着けてしまうというコミュニティーを育む力とでもいうのか。
ビーチサイドで育まれるそれらは、やっぱりオープンで心地よく誇らしい感じが常にあるんですよね。
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とはいえ、実際に使うのはちょっと勇気がいりますけどね。
支払いの際に、いい歳したおっさんがビーチグラスを差し出して
万が一新入りのバイトの子に「は?」という顔をされるのも、それはそれで結構な恐怖なわけで。笑
カルチャーといえども定着してないルールの利用や適応にはなかなかの度量も必要になってくるものなんです。w
僕はどちらかというと、人や環境に対して臆病で距離感を大事にする人側なのでそこはお許しを。
でも、今度確かめながら使ってみようと思います。笑
そこは海辺民としてのオープンさを引っ張り出して。w