アニメを観る
私がアニメを観るようになったきっかけ
この3年間、同世代の親しい友人たちが亡くなって、そのたびに深く寄り添っていた
つもりでいた
私の中がある時ついに空っぽになってしまった
それまで私が積み重ねてきたセラピストとしての学び、経験、
キャリア
すべて役に立たないと思ってしまった
無能な自分
無力とはこういうこと
何も感じなくなってしまい
何をしても空っぽはそのまま
ある人気アニメを観てみた
全く知らない世界に足を踏み入れてみた
夢中になってあっという間にシーズン観てしまった
その中で、とても気になる声に出会い
どんな声優さんなんだろうと調べてみた
松岡禎丞さんだった
あまりに良すぎる声とは全く違う
ご本人のキャラとの差に、驚愕した
本当に素敵だと思った
そこから私のアニメ×声優の合わせ観る世界に
ハマった
これが本当に私に効果的な治療だった
何も知らない
誰もわからない
どんな世界か知らない
この 「知らない」
ということが私を救っていった
また底の方から火が点き始めていった
今ではアニメを観ることは習慣になって
今もなお、私はアニメと声優さんたちに救われている
とても影響された、進撃の巨人のリヴァイ・アッカーマン
その声を演じている神谷浩史さんのアフレコ現場映像に震えた
リヴァイの魂は神谷さんが吹き込み
映像になって 誌面にあった平面なリヴァイは
立体感をもつ
息をしている
そのインタビューの中で、神谷さんは
声優の仕事に
「上がりはない」
と話していた
踊り表現をする私たちにとっても
当然、上がりはない
ましてHulaのような古典には
ゴールはない
神谷さんの言葉には、私が見つけたかった意味があった
上がりはない
これでいいんだ
いや
こういうことだ と認識した
今はアニメを観ることにより
周りの子供たちとのコミュニケーションは
時間を必要としない
この距離感はアニメの魔法です
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