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[書評]大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書

各図書館に1冊、いつでも見れるようにしてほしい本!
図書館を使い分けて調べていこう!

https://amzn.to/3Ujjp0P

いやあ、知らないことだらけの本でした。
気になったところをメモっていきました。

◆調査で使う、知っておくと便利なサイト

◆調査で使う知っておくと便利なサイト(p82)
・リサーチナビ(調べ方を調べる)
・国立国会図書館サーチ(資料の情報を得る・入手する)
・コトバンク(言葉や事柄を調べる)
・e-Govポータル(政府の公開情報を入手する)
・e-Star(政府統計データを入手する)

使う・使わないは別にして
知っておくのと、知らないのでは差がありますね。

◆本で情報を収集する(P90)

◆本で情報を収集する(P90)
本には、調べものに使う参考図書と読むための本(図書)がある。
本(図書)はあるテーマについて情報が体系的にまとめられた資料です。…
新書を3冊程度読むと、その分野の知識が身につくといわれています。

言われてみるとなるほどですね。本をひとくくりにするのではなく、目的によって分けるということ。大切です。

◆近くの図書館で本を探す(P92)

◆近くの図書館で本を探す(P92)
図書館で本を探すときには、蔵書検索(OPAC)を利用します。

[探し方の流れ図]

この[探し方の流れ図]がわかりやすいです。
本当は図なんだけど、強引にテキスト化するとこんな感じ。

キーワードで探す
    ↓
もう十分/もっと探す 
      ↓
    分類で探す/キーワードで探す
     …

とチャートになっているのでわかりやすい

◆本はここを見る。(P108 )

◆本はここを見る。(P108 )
本が自分にとって必要な情報かどうかを確認するにはどうかを確認するには、次の場所を見ます。
・タイトル:本の分野やテーマ
・目次:本の構成とおおまかな内容
・はじめに:本の書かれた目的、対象読者
・著者(奥付を見る):学歴、経歴、実績
・出版社(奥付を見る):どの分野に強い出版社か
・版や刷(奥付を見る):どれくらい売れているか

学生時代は、本を1ページ目から、ただ順番に読むっていうことが普通だと思っていました。今は、読書会ファシリテータを学び・実践中で、まさに、タイトルやはじめにを見て、本の概要を掴むところからスタートしていますね。大事なところです。

◆有料データベースを使う(P116)

◆有料データベースを使う(P116)
・MagazinePlus:明治期から現在までの一般誌から専門誌、…
・ざっさくプラス:明治期から現在までの地方で発行された雑誌
・Web OYA-bunko:明治期から最新の大衆雑誌を中心

全く知らなかったです。知っていると困ったときに便利ですね。

◆図書館を使い分ける(P166)

◆図書館を使い分ける(P166)
[フローチャートの図]

図書館で情報を収集するために最寄りの公共図書館を訪問することありますよね。そこで、資料が見つかったらいいのですが、見つからなかったとき、どういうことができるのでしょうか?

すぐに入手しないとダメなのか、1~2週間待てるのかによって、アプローチが変わります。

もっと早く知っておきたかったところ。
このP167の図だけでも、調べものをしたい人にとって価値ありです。

#大学図書館司書が教えるAI時代の調べ方の教科書
#中崎倫子


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