炉火純青深き皺揉む飛騨匠
季語 炉火
ろかじゅんせいふかきしわもむひだたくみ
こんばんわ。
今日は先生にお伺いしたい句です。
今日のお題、炉話、炉火、炉灯りでした。
同じ漢字を使うこの『炉火純青』は季語としてみていただけるのか。
どうなんでしょうか。
ちなみに炉火純青とは、学問や技芸が最高の域に達することを炉の火が青くなることに例えられたことばです。
そして飛騨匠とは、奈良時代に興福寺や東大寺の建立に携わり、平安時代には全国へ派遣されていたといいます。現在は家具の職人さんとして継承されているとのことです。
老大家がしわくちゃの手を炉火の前でこすり合わせている。そのようなイメージで詠みました。
もう一句。今日は赤穂浪士の討ち入りの日。
雪片か思い晴る身は捨つ義士よ
季語 雪片
せっぺんかおもいはるみはすつぎしよ
『あら楽し思ひは晴るる身は捨つる
浮世の月にかかる雲なし』
大石内蔵助の辞世のうたです。
季語の雪片とは、雪のひとひら。
この討ち入りについては美談として有名なお話ではありますが、私は美談とは思えません。しかし、このような世の中であったと言う史実は残ります。
今日もまたへたっぴの句をふたつもよんでくださり、ありがとうございます。
独り言
最近の私の句はおじいさんが詠んだみたいな句だなぁ。と思っています。笑