動物たちの死から学ぶこと
昨日、娘がバレエのレッスンを終えてパパと車で帰ってきた。
ママ見て!!
と悲しそうに抱きかかえているのは、何と息途絶えた〝ハクビシン〟。
身体がまだ温かいの!
道路で車に跳ねられたハクビシンを、そのままにしておくと可愛そうだから連れ帰ってきたらしい。
この辺は田舎だからなのか、今まで車に跳ねられたたくさんの動物の死骸を路上で見てきた。
ネコ
イノシシ
キョン
イタチ
イノシシやキョンを見つけた時は、車に更に跳ねられないように、土のあるところまで移動した。
イタチを見つけた時は、娘は「どうしても埋めてあげたい」と言うのでおウチまで持ち帰り、お庭に埋めた。
イタチさん、またどこかで会おうね。あの時のイタチだよって言えば、私、分かるからね。
人間の車に引かれたからって人間を恨まないでね。人間に悪気はなかったんだよ。ごめんね。
こんど何かの動物に生まれかわった時には、人間に気をつけるんだよ。
天国で家族に会えるといいね。
天国で幸せに暮らしてね。
娘が動かないイタチに語りかける。
あ〜、せつない・・!!
ポルトガルに行った時も、車に跳ねられて死んだウサギや、鳥を見かけた。
こういう時、子供たちはいつも言う。
人間ってひどいよね。
飛べなくなって川に溺れそうになっている鳥を助けたこともある。
レストランで食事しながら温めてあげていると、元気になって飛んで行った。
このお正月には、お友達の家の大きなガラスに鳥が追突してきて(ガラスだと分からなかったみたい)気を失った。お世話をしていると元気になって飛び立ってくれた。
ウチにはヤギ、ニワトリ、ネコがおり、娘が動物たちのお世話を率先してやってくれる。
動物を飼っていると、ヤギの出産や、ヒヨコの孵化も見ることができた。『生き物の誕生』にかかわれる瞬間は、本当に感動する。人間も他の動物も何ら変わらないと気付かさせてもらえる。(↓双子のヤギの出産)
同時に、たくさんの『生き物の死』も経験した。
お陰で、うちのお庭のある場所にはたくさんの動物が眠っている。
これら一つ一つが、かけがえのない経験で大きな学びだと思う。
命の誕生、そして死・・・命に感謝すること
動物の生態系を図鑑や教科書を広げて学ぶのも一つの学びだが、実際に心動かされ感情が大きく揺さぶられる学びこそ〝本当の生きた学び〟だと思う。
そして娘はいつも言う。
人間が動物の中で一番偉いと思っているけど、地球上の生き物はみんなで助け合って生きているから、上も下もないんだよ。
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