苦労の先の在り方
中国古典などを教材にした勉強会で学んだこと。
「知りたい、知ろうとするのは素人(しろうと)」 「苦労を重ねるのが玄人(くろうと)」
おそらく、この場合の「苦」は不完全であることを意味し、つまりは素人として知りたい、知ろうということに努めた者の在り方を玄人というのかと私なりに理解をしたことがあります。
言葉を理解したからと言って、それが直ぐ何かを変える訳ではないけれど、何かを積み重ねて行くことに焦りは禁物で、積み重ねる途中に答えなのか、ヒントなのかわからない何かと出逢ってきたような気がしています。
このTOP画像の商品も、その中身はアロマ。 「アロマは瓶に入った液体」というバイアスを外すことの難しさや、理解されるのかどうかといった心配が商品を生み出すことへの障害になったこともあるけれど、やっと新たなステージに進めそうな気がしています。
海外からの取引オファーがあることを担当デザイナーに伝えると、返ってきたのは「デザインが日本以外でも通用する」ということと、「新しいことにチャレンジしていることへの共感」だという言葉。
昔ながらの良きものを守ること、時代の流れに合わせ変えていくこと。 「不易流行」「守破離」「温故知新」・・その言葉の云わんとする事を学び、学びを実践に変えながら、また新しい言葉に出逢い進む。
文章にすると小難しく感じるけれど、「ただ単に奇をてらった事をやっている訳じゃない」という私からのメッセージとして受け取って頂きたいと願います。