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神社で「お願い」してはいけない

ほとんどの日本人は神社に行ったことがあるだろう。
うちは父が仏教、母がキリスト教徒だったが、お正月には初詣に行っていた。
子どもの頃はお参りの仕方がよくわからず、他の人がするのを見様見真似でやっていた。たぶん、両親もよく知らなかったのだろうと思う。知ってたらちゃんと教えてくれたはず。

手水舎での身の清め方とか、拝殿で二礼二拍手一礼することとか、大人になってから知ったことだ。
今ではネットで簡単に調べられるし、TVの旅番組なんかでもよくやっているので、知っている人は多いと思う。
なので、その辺の常識的なことはここでは書かない。

ちょっと話が逸れるが、神社に行ったときに意識してみると面白いと思うのが鳥居である。
鳥居は外界と神域を区別するためのもの、つまり結界なのである。
鳥居をくぐる前(外)と後(内)で、空気感や音の聞こえ方が違う。境界で圧力を感じることもある。大きな神社では、参道の途中にいくつか鳥居があったりするが、鳥居ごとに結界が強くなっていく。
機会があれば是非、参拝者の少ないときに、じっくり感じてみると面白いと思う。

話を戻そう。本題はここから。
本殿(拝殿)でお参りをするとき、お賽銭を入れて、二礼二拍手して手を合わせ・・・それからどうしますか?

心の中で
「○○なりますように」
「○○できますように」
などとお願いしていませんか?

そのお参りの仕方は間違いなんです。

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