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HELLO WORLDストリートビュー聖地巡礼その7:伏見稲荷・宇治周辺

Googleストリートビューというアバターを使ってGoogleマップの記録世界を歩き回ってみます。その7は京都駅の南側、伏見稲荷、宇治にまで足を延ばします。

京都市立南図書館

直実が放課後に立ち寄った「南図書館」です。向こうに見える「プレサンス京都駅前千都」は、赤いオーロラのシーンでも映っていました。カラスは北から飛んできて、この図書館の前の歩道に降り立ち、本をくわえて南方向に飛び去っています。

伏見稲荷大社

カラスを追って直実は伏見稲荷大社の大鳥居をくぐります。

カラスが頭上を飛んでいくのが映るのはこの奥宮のあたりだったでしょうか?

さらに奥に進み、二列に並んだ千本鳥居へ。本来は右側通行らしいですが、直実は左の鳥居を進んでいきます。

その後、原作およびボイスラリーによれば、「奥社奉拝所のさらに先、三ツ辻・四ツ辻を越えた、山間の峰の参道」まで直実は到達しています。しかしその名の通り四ツ辻は十字路になっており、三ツ辻から来た直実がどの方向に進んだのかが定かではないのです。鳥居の幅、通路の石畳などから、恐らく中央の道(眼力社、御膳谷奉拝所等に向かう道)かなと思いますが、さすがに我らがPluuraマップもこの辺りの記録が十分でないようで、部分的なパノラマ写真しかありません。これが精度の限界か。

ちなみに南図書館から伏見稲荷大社の大鳥居まではざっと2.3km、さらにそこから四ツ辻までは1.5km以上の距離を完全に登山することになります。いくら高校生男子とはいえ、恐ろしい体力です。

京阪本線・伏見稲荷駅

鳥居の下で先生に出会った直実は、名前を呼ばれて逃げ出します。稲荷山を下山し、伏見稲荷大社の大鳥居を出て、御前町の国道119号線を北へ逃げます。その先の十字路左手から踏切の電子音が聞こえてきて、咄嗟に思いついた直実は十字路を左折して京阪本線・伏見稲荷駅を視界に捉えます。降りてくる遮断機をギリギリで通り抜けて上り線ホームに駆け込み、出町柳方面行きの列車に飛び乗ります(途中描写は映画本編では省略されていますが小説版では詳しく書かれており、ストリートビューおよび現地で体感すると本当に臨場感があります)。

その後、直実は地下鉄東西線二条駅で下車しているので、三条京阪〜三条で乗り換えたのだと思われます。これについては、「自宅(中京区壬生坊城町)に帰るのならむしろ祇園四条で降りて市バスなり阪急なりに乗ったほうが良いのでは」という意見もあります。しかし恐らく「いつ来るかわからない市バスは危険」「祇園四条〜河原町の乗換はいったん地上に出なければならないので面倒」という判断があったのではないかと思います(もちろんスポンサーという「大人の事情」もあるかと思います)。三条京阪〜三条の乗換は地下道を直進すれば良いだけなので楽です。

JR宇治駅

宇治川花火大会当日、映し出されるJR宇治駅前のロータリー風景です。ちなみに宇治川花火大会は2027年に第7回が開催されていますので、2021年に記念すべき第1回が開催されることになります。楽しみに待ちましょう!

朝霧橋

落雷予測地点、朝霧橋の中央付近。昼間だとまた雰囲気が違いますね。

キスシーンの視点。直実が北側、一行さんが南側にいました。

直実が橋の階段を転げ落ちたシーンはこちらと思われます。

川岸から中州のテント等を臨むシーンはこのあたりでしょうか。

宇治橋東詰信号機

「派手にやれ!」のあたりで一瞬インサートされる信号機。宇治橋の東詰です。


先生が立っていた鉄塔

宇治川の北岸、さわらびの道のあたりに何本か鉄塔が建っているので、このどれかでしょうかね…。

喜撰橋

キービジュアルに使われていた朱塗りの橋は、宇治川にかかる喜撰橋と上賀茂神社内の玉橋をミックスしたものと思われます。なぜかこの記事に貼り付けたストビューのアングルが変になってしまうのですが、クリックすると真っ正面から見ることができると思います。

東寺

京都駅南側のスポットとして、徹夜明けのシーンで一瞬インサートされる東寺にも触れておきましょう。このシーンは、京阪国道口の交差点から東方面を望遠で撮った構図になっています(ストビューをズームしてみてください)。

T・ジョイ京都

最後に京都駅南側のスポットをもう一つ。これは本編には一切出てこないのですが、スピンオフである『はろー(らぶこめ)わーるど』の9話に出てきた映画館。大階段と「ポメダ珈琲」の看板から、このT・ジョイ京都ではないかと思われます。『はろー(らぶこめ)わーるど』は『HELLO WORLD』本編の精神を引き継いで完璧なロケハンに基づいて描かれており、館内の様子もそのまんまで素晴らしいです。ちなみに『HELLO WORLD』上映当時、このT・ジョイ京都の大階段には巨大なキービジュアルが貼られており、館を挙げてこの映画を大プッシュしているのが伝わってきました。

(注意)本noteで扱うシーンのうち、公式画像、パンフ、ビジュアルガイド等に載っていないものについては記憶を頼りに記載しているため、間違いがあるかも知れません。見つけた方はご連絡頂ければ幸いです。また、実際に現実世界でロケ地を訪れる場合にはくれぐれも近隣の方のご迷惑にならないようにしてください。本noteでは、個人宅がロケ地となっている場合には極力詳細情報を載せないようにしています。

次回はいよいよストビュー聖地巡礼の最終回(たぶん)。これまで拾えなかったポイント(上賀茂神社、雙ヶ岡あたり)を取り上げようと思います。なお、既存のシリーズにおいても、DVD・BDによって新たなポイントが確認された場合は加筆があるかもしれません。

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2020/5/17追記:いたちょこさんのまとめもお勧めです!



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