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英語専科教員の役割

平成30年度から3年間にわたり、全国で毎年1000人、令和2年までに3000人の英語専科教員が配置されました。

東京都では、この3年間、毎年35人ずつ英語専科教員が配置されました。現在、英語専科は、22学級以上の大規模校に配置されています。

自治体にもよりますが、私の経験した市区町村では、英語専科教員は2人だけでした。

ですので、多くの小学校では、学級担任が英語の指導をしています。

高学年の教科書の内容は、これまでの教材と比べて、表現が複雑化し、難易度も上がっているように思います。

指導者には、英語が話せるような指導の工夫や、読み書きの指導など、専門的な知識が求められることが多くあります。学級担任は、その他の教科も指導をするため、教材研究や授業準備の時間を捻出するのも大変です。

英語専科教員は、同じ授業を4回くらい行うので、実践を通して児童の実態にあった効果的な指導を見出すことができます。

私は、英語専科の役割は、質の高い英語教育を行うことに加え、効果的であった実践を積極的に広めることであると考えています。

私を含む、英語専科教員が、日々の実践を発信し、学級担任の先生方と実践を共有することで、日本の英語教育がアップデートされたらいいなと思います。

うまくいくことばかりではないのですが、そのような実践も含めて発信し、子どもたちが、「学校で英語を学んだから英語ができる」と思えるような英語教育を皆さんと創っていけたらと思います。

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