福井県 〜全都道府県制覇12県目〜
旅行日:2022年6月24日(金)
みなさま、こんにちは!にこです!
全都道府県制覇の旅 12県目は福井県にやってきました!
これから中部地方の旅の始まりです!
関西、四国に続く3つ目の地方で、この旅がどんどん楽しくなって来ました!!
ほぼ初上陸の県なので、どんな発見があるか楽しみです😊
正直、最初は「福井県で何をしよう?」とすぐに思いつかなかったんですが、
下調べした結果、3つ楽しむため行ってきました!
まず、JR大阪駅からサンダーバードに乗車し福井駅へ向かいます!
(9:12発→11:09着)
福井県入ってから風景を眺めていると、
時間の流れがと〜ってもゆっくりになった感じがします。
全く悪い意味ではなく、令和から昭和くらいにちょっとタイムスリップした感じ。
福井県は恐竜化石発掘量日本一で、恐竜王国という呼び名もあるんですね。
恐竜にはそこまで興味がありませんので、この写真を撮影したら満足して次の目的地へ進みました!
福井駅で下車したのは、
①駅前の恐竜を見る
②駅で「駅弁かにめし」と「羽二重餅」を購入する
この2つの為だったので、この後すぐに売店で②も達成。
またサンダーバードに乗って芦原温泉駅へ向かいます。
今はかなり小さめの駅でしたが、新幹線開通の工事をしてました。
2024年春に開業予定のようですね。
福井県に着いてから、何度かベンチに座った恐竜に会います。
これ案外びっくりします(笑)
①『越前蟹の坊』さんで甘海老てんこ盛り丼
芦原温泉駅からタクシーで『越前蟹の坊』というお店へ向かいます。
『越前蟹の坊』さんは越前蟹専門店。
メインの蟹料理の他にも、季節の魚介を楽しめるお店で、
私が訪れた時期は、甘海老てんこ盛り丼がとても美味しそうです。
本当は蟹を食べたいんですが、本格的なものをいただくと数万円しますし、1人分だけいただくのもちょっと越前蟹を食す経験としては物足りないな、、と思ったので、今回は旬が近く一番美味しくいただけそうな甘海老丼を食べるために向かいました。
今回いただくのは甘海老ですが、
名産品の【越前蟹とは?】の所以を調べてみると、
皇室へ献上される冬の味覚の王様で、
身が甘く、殻の身詰まりもしっかりしていて、
繊維も締まった肉厚な蟹身が特徴。
冷たく栄養価の高い日本海で育つ為、最高品質になるとのこと。
漁期は11月6日〜3月20日。(せいこ蟹は12月末まで)
越前蟹とは雄のズワイガニのことをそう呼ぶみたいですね。
雌のズワイガニはせいこ蟹と呼ぶそうです。
私が調べた限りでは、せいこ蟹は希少性が高くて1度食べると忘れられないくらい美味しいみたいですね〜。無茶苦茶食べてみたくなりました(笑)
今回は収穫シーズンではないので、越前蟹・せいこ蟹ともに、いつか食べてみたいリストに追加しました!
そしてタクシーに20分ほど乗車。控えめなおじさまが運転手さん。
キャリーケースを持って1人で乗車した私に開口一番「(福井県)何もないでしょ〜(笑)」と。
そんなことないですよ〜(笑)と言いながら、
生まれも育ちも福井県だとか、なんだかんだ地元愛がある話し方で、
蟹は美味しいけど高いから県民は食べられませんわ、贈答用です、特に雄はね。っていろいろ話しながらお店へ到着。
私の口は甘海老てんこ盛り丼を食べる準備万端だったんですが、
まさかの下調べ不足で、定休日とは別で店舗メンテナンスのため10日間ほど臨時休業をされているとのこと、、!!しかも今日まで😂笑
公式HPにはちゃんと書いてありましたが、浅はかな私は食べログサイトのみで定休日を確認していたため大失態、、、!!
その様子に気づいたタクシーの運転手さんが
「近くに甘海老丼のランチやってるお店があるからそこまで行きましょか?」と提案してくださり、お願いすることに。周りに飲食店が見えないような場所だったのでとても助かりました。ありがとうございました!
無事ランチにありつけることに安堵。甘エビ丼を注文。
すぐに運ばれてきました。いただきます!
甘エビが見たことないような透明度です。
そして1匹1匹しっかり身が大きくて、いつも食べる甘海老より、もっともっと甘い、、!
ミソは少ないけど味が濃くて美味しさが染みます、、!
あと、海老のお吸い物の出汁がとんでもなく美味しいー。
海老がそのまま入ってるからってだけじゃなくて、出汁の中にしっかりしっかり海老を感じます。人生一贅沢なお吸い物だったと思います。
1つ超個人的感想を書かせていただくと、私海鮮丼は温かいご飯より、冷ためのご飯の方が好きなんです。ちなみにこちらのお店はちなみに前者でした。
ほとんどのお店が前者って分かってるんですけどね(笑)
ただ甘海老メインで伺ったのでもちろん最後まで美味しくいただきました!
このお店すぐ横が海なので、店内に磯の香りが漂っていて、
急遽予定変更して来たお店でしたが、店員さんが温かく、常にお気遣いしてくださり、嬉しかったです😊ご馳走様でした!
ただ!こちらで甘海老の美味しさを知れたとはいえ、やはり越前蟹の坊さんを訪れることが出来なかったのは心残りとなりました。せいこ蟹、いつか食べに来たいと思います!
そしてこの場所は福井県で一番有名な東尋坊が車で10分の距離にあります。
一瞬行こうかと考えましたが、1人で崖に行くのはちょっと怖かったので今回は行かないことにしました。
【東尋坊とは】
国の天然記念物。
波の侵食によって荒々しくカットされた断崖絶壁が続く奇勝地(=珍しい地)。約1㎞続く。
「輝石安山岩の柱状節理」という地科学的にも珍しい奇岩は、世界にも東尋坊含め3ヵ所しかないと言われている。
1200万年ほど前に行われた火山活動でできた火山岩が侵食を受け、地上に現れたもの。
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1200万年前ってもう全然想像できないです。また学ばないと。
この旅では以前訪れた琵琶湖が400万年の歴史があるっていうのが最古だったんですが、この東尋坊の1200万年前に更新されました。(笑)
【えちぜん鉄道でアテンダントさんとの出会い】
そして、次は本日宿泊の旅館までえちぜん鉄道で向かいます!
駅舎は木造で、良く言うとジブリの世界に入ったような内観。
中に入ってみると、少し昔の住居とも思えるような雰囲気です。
待ち時間を埋められるように住民の方が思いやりで置いたような本、漫画がたくさんあります。優しい。
この駅舎で待っている間、
「こんな家で過ごす時代もあっただろうなあ」と考えたり。
と言うのが、風が吹くたびに窓が揺れてガタガタと大きい音がして、
空気(熱気)がこもって暑く、窓を開けたら網戸はないので風が直撃。(笑)
言葉を濁さずいうと、うるさいし、暑いんですよね(笑)(決して貶してません)
今の生活では、部屋の中に入れば快適なのが当たり前になって改めて感謝することはほとんどないですが、昔の生活では当たり前ではなかったよなあ、有難いなと思ったりしました。
乗車のスタッフさんは車掌さんと可愛いアテンダントさんの2人のよう。
お父さんと娘さんくらいの年齢のお二人が談笑している姿を見ただけで、とんでもなく平和な空気が伝わってきます。(笑)
駅舎で切符を売ってないので乗り方が分からずアテンダントさんにお聞きすると、
アテンダントさんにお支払いして購入するようです。
出発を待っていると、正確な乗車方法が車内アナウンスで流れてきました。
①整理券を取る
②アテンダントさんへ支払い→上記補充券を受け取る
③下車駅で補充券を渡す
というのが流れだそうで、今回の全都道府県の中で一番レトロな乗り方でした。これは聞かないと分からないですね(笑)
そのまま車内で出発を待っていると
その可愛いアテンダントさんが話しかけに来てくれました。
さっきは教えてくれてありがとうございます😊と先に伝えると、
「とんでもないです😊今日はどこか行かれてたんですか?」
「関西の方ですか?イントネーションでわかりました(笑)」
「福井県、何もないですよね〜(笑)」
「両親の出身も福井県で、もう一生ここから出ないと思います😊(笑)」
といろいろ話してくれて、この1人旅でしっかり話しかけてくれる人は初めてだったのでとっても嬉しかったです。
短い乗車時間だったけど、
整理券取ってない人にアテンダントさんが手渡したり、
車掌さんが着いた駅で待ってた従業員さんから回収書類みたいなファスナー付きの袋受け取っていたり、人とのコミュニケーションが残ってる街やなぁとほっこりしました。
そして降りる1つ前の駅の時にまたさっきの可愛いアテンダントさんが来てくれて、
「明日も乗りますか?」
「もし乗ることがあれば声掛けてください😊何かあればぜひ」と言いに来てくれました。
これにはもう可愛すぎて思わず「ありがとうございます!あまりに可愛いので1枚思い出に写真撮らせてもらっていいですか?(笑)」と聞くと快くOKしてくれて、しっかり真正面からお姉さんの可愛い姿を撮らせてもらいました〜✨
福井県の素敵な思い出が1つ増えました!!
しかも下車する時に奥の車両から私に手を振ってくれています☺️
コミュニケーションに癒されました、何度もありがとう〜♡
後から知りましたが、このえちぜん鉄道のアテンダントさんの仕事をストーリーにした映画もあるそうです。
目の前にコンビニがあったので寄ると、
地域密着型でおじいちゃんとおばあちゃんがやってるお店でした。
地元野菜も売っていて、近所で貴重な小売店のよう。スーパーのような品揃え。
PayPay導入するか?と大声会議の真っ最中でした(笑)
②芦原温泉へ 『まつや千千』
やってきました!この旅、初の旅館!(これまでホテル宿泊)
お部屋も広くて、おそらく空いている日だったので周りに人がいない部屋に案内していただきました。
旅館によってはフロアをまとめて利用者を入れる対応が多いと思いますが、こちらの旅館は他の部屋の騒音が気になることもなく、手間より気遣いを優先されていて素敵なお宿だなと思いました。
そしてしばらく部屋で休んでから、
みなさんが夕食をするであろう時間に温泉へやって来ました。
狙い通りほぼ貸切です。
この千のこぼれ湯は北陸最大級の源泉露天風呂だそうです。
温泉の種類は食塩泉のよう。
私に温泉の知識が不足してるので正直、食塩泉の良さは分からなかったですが、浴槽内の手入れが行き届いていることが感じられてとても気持ちよく入浴することができました。
③駅弁かにめし・羽二重餅を食べる
当初こちらの旅館で夕食も予約しておきたかったんですが、
1人で部屋食はハードルが高く感じたので今回は宿泊のみにしたんです。
なので部屋で寂しく(笑)、お昼に買ったかにめしと羽二重餅をいただきました。
ただ、こちらの旅館のお料理はとても美味しいようなので次回行った際はぜひいただきたいと思います。
お昼に『蟹の坊』で越前蟹は食べられなかったですが、有名な駅弁のかにめし!
これは絶対食べたかったんです!この駅弁、初めて食べます。
いただきます!
冷たい状態でいただいたのに、とっても美味しい。
フェイクのカニじゃなくて、日常で食べることがほぼない本物のカニの味がします。(当たり前やろ)
上に乗っているのは、紅ズワイガニとズワイガニの2種類のようです。
ご飯はカニ味噌と一緒に炊き込んでいるようで口に運んだ時に香りをすごく感じます。
お値段もしっかりしてるなと思いますが、この味は食べた後に「しっかりカニを食べたな!」と思えるので高いとは思いませんでした。
とても美味しかったです!ご馳走様でした!
ただ、美味しすぎて翌日もう1回食べたんですが(笑)、
裏面の成分表示を見ると、海外産の蟹なんですね!(時期によって異なるのかも知れませんが)ちょっと「日本じゃないんや!」ってなりました(笑)
羽二重餅は絹のように滑らかで優しい甘さが特徴だそう。
まず、白さが美しいです。
材料はもち米・砂糖・水飴のみだそう。
味はとてもシンプルでおっしゃる通りの優し〜いほのかな甘さ。
事前に「雪見だいふくの皮みたい」という感想を見ることが多かったんですが、それよりは1枚1枚に厚みがあってもう少し食感もしっかりしていた印象です。見た目の色の美しさと食感に秀でたお菓子でした。
美味しかったんですが、私は1回食べたら満足だなあ〜と思いました(笑)
ご馳走様でした!
そしてスタッフさんがお布団を敷いてくださり、就寝。
お布団もしっかり厚さがありとても心地よく熟睡することが出来ました!
ーー 翌日 ーー
昨夜、雨風ひどい上に雷も鳴っていて天候が心配だったんですが、これでもかーーー!ってくらい晴れてくれました。
皆さんの朝ごはんの時間だったのか、またまたほぼ貸切状態でした。
朝の露天風呂って本当に元気になります。
今日はこのあと石川県に移動して、到着したらすぐお寿司を食べる予定なので、気持ちは幸せいっぱいです(笑)本当に贅沢な時間だなあ、この旅に来て本当にいい経験をしてるなあと時間を大切に思った瞬間でした。
そして惜しいですが、チェックアウトの時間になりました。
まつや千千さん、こんなに心満たされる旅館はそうそう出会えないので1泊だけなのにこの旅館のファンになりました😊(笑)
歴史があって新しい建物ではないですが、ハード面をしっかり清潔に手入れされていることが館内から伝わってきて、非常に安心感がありました。
スタッフの皆さんもとても温かく、ホスピタリティに溢れていて、
これまでのお客様からの声をきっちり聞いて、反映して、満足度を上げるために行動されてるんやなあって思うことが随所にあり、
最後の見送りにも支配人がいらっしゃって、むちゃくちゃいい人そうな表情をされてたので、「従業員さんも大切にしてるんやろな!そりゃこんないい旅館になるわ!」とその方を見ただけで勝手に腑に落ちた私でした(笑)
それくらい見た目にいい人オーラが溢れている方でした(笑)
あとね、めっちゃ小さいことといえば小さいことなんですが、
個人的にすごく印象に残ったことがあるので書き残させてもらいます。
チェックアウトの後、芦原温泉駅から金沢駅に向かったんですが、
芦原温泉駅ホームで電車を待っていた時のこと。
普通に立っていたら、後ろから女性の声がして
「そのままで居てください」って声掛けてくれて、何かなと思って振り返ったら
私の肩辺りにかなり大きな虫が止まってて、それを振り払おうとしてくれたらしくて、、、
私が振り返った時に虫も飛んでいったので良かったんですけど、
その同い歳くらいの女性も虫は苦手やったみたいで。もちろん私も大の苦手。
、、、優しすぎません?(笑)
私なら知らん人にその声掛けられないかもなあって思いました。
その後、降りる駅が一緒やったのでもう一回お礼伝えたら、
「これからの旅行も気をつけてくださいね😊」って。
小さいことなんやろうけど、嬉しい。
なんでこんなに嬉しいんやろう、っていうくらい私は嬉しくなった出来事でした。
感想
行く前の福井県は、正直そのままの印象で言うと「どこ行こ?」とそこまで期待も大きくない県でした。
でも実際、福井県で印象に残ったことは、とにかく人。
人が優しい。温かい。周りをよく見てる。
知ってる人、知らん人でも、助け合ってる。
そういう場面を短い滞在時間でもよく目にしました。
そういうのって自分が忙しいとすぐに出来なくなってしまうけど、
それが出来てる人が多かったなあ、すごいなあって思いました。
福井駅の実習生の駅員さん
タクシーの運転手さん
えちぜん鉄道のアテンダントさん
旅館のスタッフの皆さん
電車のホームでわざわざ虫を払ってくれた女性
環境が人をつくるのは、正しいんやなと思いました。
ちなみに全都道府県制覇後も、周りの人から「印象的だった県はどこ?」という一番多い質問には「県民性は福井県の人の良さにびっくりしました」と話すくらい印象に残りました。
あとは、まつや千千さんは惚れる旅館!ということと、
駅弁のかにめしはすごく美味しかった!
でも海外産なのかー!(笑)という発見で福井県の旅は終了しました!
行く前よりとーってもいい印象に変わった県となりました!!
今後用メモ
⬛︎行ってみたい
・蟹の坊
⬛︎有名なもの
・東尋坊
・ソースカツ丼
・へしこ
・水羊羹
⬛︎福井県について
人口 約76万人 / 全国43位
今回も見ていただきありがとうございました😊
次は【石川県】です!
ぜひ見てください!
にこ
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