「自分は大丈夫。老後の心配をしていない。」と言い切る人に思うこと 終活/おひとり様老老夫婦
標題の「自分は大丈夫!「元気だ」や「心配していない」という言葉をおひとり様老老夫婦の皆様からよくお話を聞きます。
私の話を一度でも聞いたことがあったり、YouTubeなどで身元引受人や死後事務委任契約の必要性などをご理解頂けている方などは不思議に思うかもしれません。
しかし、現実にそのような方々は多くいます。
何故だろう?いくつか仮説を立ててみました。
①「死にたくない」など死や老いに対する恐怖感からの忌避
②面倒だと思っている
③人に迷惑をかけてもいいと考えている
④どうにかなると考えている
⑤行政が世話をしてくれると考えている
だいたいがこのパターンだと考えます。
しかし、危機的なことこそ、慎重に最悪の事態を想定して動くことが最適格です。
残念ながら最悪のケースなども含め、準備を怠った場合は全て自己責任であることが今の日本社会です。
「自由」は素晴らしいことなのですが、よからぬ方向にいってしまう「自由」もあるのです。
そして、その「自由」に関しては誰も止められないのです。
勿論我々も止めることは出来ません。
そのため、「より孤立していく人」「病気を悪化させ、多額の身元保証会社と契約をせざるをえなくなる人(備えをしておけば、少額で済んだのに・・・。)
独居高齢者や老老夫婦の皆様が厳しい理由の一つは、「誰もお節介をやいてくれる人がいないこと」です。
見ず知らずの50代以降の高齢者に無償で支援をしてくれるなど都合の良い話はないのです。
結局、素直に頼れずに拗らせてしまう。心理的なものが起因する老後の問題です。
そのあたりに関して、次回以降で語ってみようかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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<参考記事>
・過信が生む高齢運転の悲劇 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/6589
・80代の6割「自分は運転大丈夫」…老いるほど強気になるワケ
https://www.sankeibiz.jp/smp/compliance/news/161212/cpc1612120637001-s2.htm