特化型ブログのメリット・デメリット、ジャンルの選び方
「ブログをする上で、特化型ブログにすべきだ」
「テーマを絞ってニッチにするべきだ」
という意見を聞いたことがありませんか?
大手企業のサイトが検索エンジンで優遇されるようになった今、個人がブログで生き残る戦略として「特化ブログ」が推奨されています。
しかし、必ずしも特化ブログが良いわけではなく落とし穴があり、ジャンルによっては危険というのが本記事の結論です。
今回は2021年以降に「特化型ブログ」をするメリット・デメリット、ジャンルの選び方を解説します。
特化ブログのメリット。推奨されるようになった理由
特化ブログのメリットはさまざまありますが、重要なポイントは以下になります。
・専門性を深められる
・ブログの回遊率が上がる
・ブランド力が高まる
ジャンルを特化すると、圧倒的に専門性が高まります。
私自身の例でいうと「ソーシャルアンテナ」というブログを運営しています。
いわゆる投資ブログなのですが、「ソーシャルレンディング」に特化しています。
一口に投資ジャンルといっても、株やFX・仮想通貨など多岐にわたり、個人で全てやろうとすると内容がどうしても薄くなります。
しかし、ジャンルを絞ってテーマを狭くすればするほど、個人でも知識を深めることができます。
さらにジャンルを絞ると、ブログ内の回遊率も非常に高まります。ページ滞在時間も増えやすいため、UXの向上が期待できます。
何よりもビジネスにおいてブランディング力や氏名検索が増えます。
大企業のサイトが優遇される今、2021年以降のブログ戦略として推奨されているわけです。
特化ブログのデメリット。現実には厳しい面もあり
ビジネスにおいて「特化する」意識を持つことは重要です。
しかし、ブログにおいては必ずしもそうではないという点を押さえなければなりません。
下手すると「特化ブログが良い」というのは机上の空論で終わってしまう可能性があります。
私自身、「ジャンルの幅が広いブログ」「キーワードの幅が広いブログ」「特化型のニッチブログ」を運営しています。
その中で特に上手くいっているのが「ジャンルの幅が広いブログ」です。
先ほどご紹介した私の特化型ブログである「ソーシャルレンディングの比較・おすすめサイト」にはいくつかの欠点があります。
以下、特化ブログのデメリットをまとめると以下の通りです。
・大きな検索ボリュームが狙えない
・被リンクが集まりにくい
特化ブログの致命的な欠点と感じるのが大量のアクセスが狙えない点。
検索ボリュームが狙えないため、ブログ自体のパワーが貧弱になります。
SEOで重要とされる「ドメインパワー」ですが、被リンク以外にもアクセス数が考慮されていることは明白です。
つまり、特化ブログにするとアクセスが集まりにくく、結果的に被リンクも集まりにくく、ドメインパワーが弱いままになる恐れがあります。
もちろん、SNSで集客するという方法もあります。
しかしシミラーウェブといったツールで調べると分かりますが、著名ブロガーでも検索エンジンの流入が8割以上というのが現状です。
ビジネスにおいて特化すること大切ですが、検索エンジンで生き残る上では厳しいと言わざるえません。
このことは現役でやっていくのであれば知っておかなければなりません。
特化ブログで成功するジャンル選びのコツ
特化ブログが駄目というわけではなく、ジャンル選びによっては成功することは可能です。
現に、以下のようなジャンルを扱ったブログは成功していると感じます。
・コストコに特化したブログ
・スターバックスに特化したブログ
・特定の国に特化したブログ
・IPO(新規公開株式)に特化したブログ
・日本のテレビドラマに特化したブログ
これらの特化ブログに共通しているのは、検索ボリュームの大きいキーワードがあるという点。
特化ブログでも、検索ボリュームの大きいキーワードがあるジャンルを狙えば、アクセスを増やしてドメインパワーを高めることは可能です。
逆に、たとえば以下のような特化ブログは危険です。
・野球の打撃に特化したブログ
・ピラティスに特化したブログ
・シャンプーに特化したブログ
これらは大きな検索ボリュームが狙いにくく、たとえ専門性を高めても検索エンジンがメインのブログで成果を出すのは難しいでしょう。
つまり、特化ブログで成功するには「分野に特化しつつも、大きな検索需要がある」ジャンルを狙わなければ失敗します。
このポイントを無視し、周りの声に流されて特化プログを立ち上げようとしても失敗する恐れがあるので気をつけて下さい。
全体のまとめ
個人がブログで生き残る上で「ブログを特化すること」の重要性が叫ばれるようになりましたが、あくまでもケースバイケースです。
むしろ、雑記ブログの方が良い場合もあります。
それについては以下で解説をしています。
→これからのSEO対策は雑記ブログ・メディアが強い理由
特化ブログで成功したい場合は、以下のように検索ボリュームが多いジャンルを選びましょう。
・コストコに特化したブログ
・スターバックスに特化したブログ
・IPO(新規公開株式)に特化したブログ
ビジネスにおいてジャンルを特化し、専門性を高めることは重要です。
しかし、検索エンジンが主体のブログにおいては、必ずしもその法則が当てはまるわけではありません。
この記事を読めば周りの意見に流されず、ブログで失敗するリスクを回避できます。
SEOのリアルな内容を無料で発信していますので、少しでも参考になればスキボタンを押してもらえると励みになります。