ハードボイルド・ワンダーランド
今日は工場へ凸撃する予定があったため、久しぶりにバスに乗った。工場行きのバスはそりゃもう大行列のテーマパーク状態だった。列の真ん中くらいだったのでバスには乗れたのだがそこでマズいことに気付いてしまった。運賃が前払い+ICカードが使えない。なかなかタフな状況だ。財布から小銭を出そうにもリュックを開けなければいけない上に第一小銭が入ってるかも分からない。その上、そもそも自分は運賃を知らない。両替えは出来そうだが、それによって後ろに続く列の人々から莫大な圧を受けることは必至。幽遊白書でいうところの戸愚呂弟の霊圧が強すぎて雑魚妖怪が蒸発してしまうあの感じに似ている。ビビり過ぎじゃないかと思うかもしれないが、いかんせん臆病なもんでね。結局、朝からスリリングな経験をしてしまった。学生時代はこんなこと沢山あって気にもとめなかったけど、大人になればなる程、学習するので、当然ピンチの回数は減っていく。その代わりに今度はその、たまに来たピンチに過剰にビクッとしてしまう。結局トータルでは学生時代と同じくらいビックリしてるんだと思う。
帰りのバスは何故か後払いで、乗客も少なく、余裕の下車をキメた。バス停前の“デカ唐揚げ”で唐揚げを1つ買ったら、あまりでかくないので2つ入れといたよと言われた。店員のおばちゃんから、唐揚げのでかさに対する自負を感じた。こういう、人を幸せにするプライドって良いよな。アリガトウゴザイ マス!(幽遊白書風)
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