「頑張って本を読む」だと?

 最近知ったのだが。
 お前らは努力して読書するのか。なぁ、お前らは。
 私にとって「本を読む」とは、理不尽な性欲みたいなもので、いい女と出逢うと、やりてぇ、となるみたいに、「本能」に近いのだが、お前らは違うのか。どういうことだ。

 ここではそういうお前らのことを直義的に「文盲」と呼ぶが、お前ら文盲とのコミュニケーションはいつも大体こう。

「LINEで送る」→「り」→「どう?」→「り」→「だから、どう?」→「り」。

 どう? と尋ねているのだが、了解と返答されてしまう。
 渋々電話をする。そして、私が書いていることを「声に出して言う」。
 そうすると、「ああ、それはね……」みたいな感じになって、ようやく理解する、お前ら文盲は。

 アニメ見てー、You Tube見てー、ネトフリ見てー、読み上げて貰ってー。
 文章は読めないのな、文盲だから。なので「本を読みたい」とも思わないのかと考えたが、インポテンツでもセックスはしたいはずなので、この案は却下だ。

 しかし、文盲どもは大体オフィスワーカーであったりして、日々、書類やら文章やらを睨みつけているはずなのだが、それ、まったく理解してないだろ。耳で聞かないと意味が分からないが、これまでの習慣があるから出来ているだけだろう。

 普段の会話でボキャブラリーが300語くらいしかないやつが、「出る単1200」とかで英語の単語数増やそうとしているのを見たりするが、お前ら文盲は基礎学力舐めんな。小学校の先生舐めんな。小学館恐竜図鑑舐めんな。

 読書は欲望だろ。読みたくてたまらなくなるのが、本だろ。

 文盲は本など読もうとせず、解脱して地底に新たな文明でも築くか、イスラム教に改宗して、一生涯嫁以外とのセックスは不可。


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