変態note
これはレポート期間に突入し、かつてない量のレポートに追われて真夜中に現実逃避をしたくなった大学生のnoteである。是非温かい目で読んであげて欲しい。
私には好きな人がいる。付き合っている。
彼氏と言うのも、恋人と言うのも、個人的にはちょっとちがう。そんな仰々しい関係ではなく、私はその人のことが好きで、その人も私のことが(たぶん、本当にたぶん)好きという素朴な関係である。私は付き合った記念日を全く覚えていない。「たぶん半年は過ぎたと思うな」という程度である。好きな人も記念日のことなんて頭にないと思われる。「今日で○ヶ月記念日ダネ♡」などと記念日を祝ったことも一度もないが、こうしたところも素朴な関係だなぁと、実は気に入っている。
さて、素朴な関係ではあるが、こう見えて私は自他ともに認める「彼氏大好き芸人」である。最近はあまりに好きすぎて好きな人にかなり引かれている(というより、戸惑っていると言った方が正しいかもしれない)。
彼のどこが好きなの?と言われたら、私は食い気味に「匂い!!!!」と答えるだろう。(大事なところなので強調しておいた。)
とにかく、兎にも角にも、彼氏の匂いが大好きなのである。別に匂いフェチなわけではない。もともと他の人の匂いをクンクン嗅ぐような人ではない。むしろ全然興味ない。
だけど、彼氏は本当にいい匂いなのだ。隣にいるだけでフワッと香ってくる。バレないようにしれっと私は嗅いでいる。ずっと嗅いでられる。この辺りでキモがられる。
最初は柔軟剤や香水の香りかと思ったがどうやら違った。柔軟剤や香水の香りなら、梅雨の時期にバスケをして一度は汗だくになったTシャツからいい匂いがするわけないのだ!!!おま、可愛い人とのデートの前にバスケしてそのままの格好で来たのか????と思ったが、依然としてめちゃくちゃいい匂いなので許した。本当好き。
とてもいい匂いなので、手を繋いだり一緒にいると私にまでいい匂いがうつる。これは最高である。一度、私のパーカーを貸したことがある。(あれ?普通逆では?)そしたら、とてつもなくいい匂いが染み込んで帰ってきた。しばらくは洗濯せずに丁寧に畳んで保管し、嫌なことがあった時、嬉しいことがあった時、その都度パーカーの匂いを嗅いだ。もはや嗅ぐというより吸うに近い。匂いを吸う。空気もろとも吸引する。彼氏は吸うものである。もはやクスリのようだ。吸ったらハッピーな気持ちになるし、何より中毒性がある!(また吸いたい!)
好きな人はこの匂いを自覚していないらしい。「そんな俺いい匂いするわけないけどなぁ」って自分のことクンクンしていた。可愛い。最初はかなりキモがってた好きな人だったが、最近はもはや扱いになれたようだ。そして私は彼がなんだかんだ匂い好きだと言われながら好きな人に匂いを嗅がれるのが嫌いじゃないんだとさえ思っている。単に拡大解釈かもしれないが。
さて、この辺りでnoteはおわりである。
おい、どこが変態なんだ!と思ったそこのあなた、私は嫌いじゃないぞ。というか、そもそもまず最後まで読んでくれたのだからきっと素敵な人だ。こんなの彼がみたらきっと呆れるだろう。そしたらわたしは彼の前で大きな声で音読しようと思う。