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【アレスグッド社員インタビュー⑧】インド出身エンジニアが、楽天→Foriio VPoEを経てアレスグッドに参画した理由
*English below
みなさんこんにちは!
BaseMe運営のアレスグッドです。
私たちは「人類の価値観を解放させ、つなげる。」というビジョンのもと、ビジョンや価値観でつながる新卒マッチングプラットフォーム、BaseMeを運営しています。
そんなアレスグッドで働くフルタイムのメンバーへのインタビュー企画、第9弾はエンジニアリングマネージャーのAviさんに話を聞きました。
インド出身でこれまで日系大手や日系スタートアップでエンジニアとして活躍してきたAviさん。これまでの経験を活かしながら技術だけでなく、組織としてエンジニアチームがどう動くべきなのかを熱く語っています。
なぜ日系スタートアップで働くのか?これから実現したいことはなにか?
ぜひ最後までご覧ください!
-Profile-
インド南部出身日本在住。ムンバイ大学でコンピュータ工学を専攻後、楽天に新卒でソフトウェアエンジニアとして入社。7年間の在籍でフロントエンド、バックエンド、インフラまで幅広くフルスタックエンジニアとして経験を積む。その後、2020年からポートフォリオ管理サービスを展開するForiioにVPoEとして参画し、プロダクト開発とチーム構築を主導し、ユーザーを1万人から16万人ユーザーまでグロースさせる。2024年9月よりアレスグッドに入社。
インドの大学から、新卒で楽天にエンジニアとして入社
ーAviさん、アレスグッドへようこそ。まずは自己紹介と、これまでのキャリアについて詳しく教えていただけますか?
ありがとうございます。私の名前はアヴィナッシュ・ヴァルマですが、皆さんにはアビと呼んでいただいています。2011年にインドのムンバイ大学でコンピュータ工学を専攻し、卒業後すぐに日本の大手Eコマース企業である楽天で働く機会を得ました。日本を選んだのは、海外での経験を積みたかったことと、日本の文化や職場環境に興味があったからです。
2011年から2017年まで楽天で、Eコマースビジネスに関連する様々な役割を経験しました。フロントエンド、バックエンド開発はもちろん、インフラ関連の業務やプロジェクト管理、プロダクト管理まで幅広く携わりました。
ー楽天での経験は、その後のキャリアにどのような影響を与えましたか?
楽天での経験は非常に貴重でした。大規模な組織でのエンジニアリングプラクティスを学べたことが、その後のキャリアの基礎になっています。しかし同時に、より小規模なスタートアップでも挑戦したいという気持ちが芽生えてきました。 そこで2017年以降、日本のスタートアップにフォーカスを移しました。最近では、シリーズAのスタートアップ、foriioでVPoEとして働いていました。クリエイティブな人々向けのプロファイル管理サービスの成長に3年間携わり、多くのことを学びました。
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13歳で知った「ソフトウェアが世界を変える by Bill Gates」
ーなるほど、幅広い経験をお持ちなんですね。
では、そもそもエンジニアを目指したきっかけは何だったのでしょうか?
それは12歳か13歳の頃にさかのぼります。
2002年頃のことです。当時のインドでは、コンピュータエンジニアが非常に華やかな職業として捉えられていました。決定的だったのは、PC関連の雑誌でビル・ゲイツの記事を読んだことです。ソフトウェアが世界を変えるという彼の確信に、大きな影響を受けました。
また、叔母のコンピュータアカデミーでDOSを学ぶ機会があり、「このゲームはどうやって作られているのか」といった疑問を持つようになりました。これらの経験が重なり、コンピュータエンジニアリングという分野に強く惹かれていきました。
世界を変える可能性を秘めた分野で、自分の好奇心を満たしながら仕事ができる。そう考えて、エンジニアの道を選びました。 振り返ってみると、この選択は私の人生を大きく変えましたし、今でも正しい選択だったと感じています。技術の進化とともに常に新しいことを学び、挑戦できる。そんなエンジニアとしての日々に、大きなやりがいを感じています。
ー素晴らしいきっかけですね。その情熱は今も変わらないのでしょうか?
はい、むしろ年々強くなっていると感じます。技術の進化とともに常に新しいことを学び、挑戦できるのがエンジニアの醍醐味だと思います。今でもその選択は正しかったと確信しています。
スタートアップが好きであり、勢いを感じたアレスグッド
ーアレスグッドとの出会い、そして参加を決めた理由について詳しく教えてください。
アレスグッドとの出会いは、LinkedInでメッセージをいただいたことがきっかけです。最初の打ち合わせではBaseMeについてアイデアを聞かせてもらい、そのアイデア自体に非常に可能性を感じました。私自身、日本での採用活動の難しさを痛感していました。特にエンジニアリングや非エンジニアリング分野の採用には、非常に多くの労力とコストがかかります。スタートアップが優秀な人材を見つけ出すには、従来のツールだけでは不十分で、何か特別なアプローチが必要だと感じていました。
BaseMeのアイデアは、まさにこの課題に対する答えになり得ると思いました。私たちはすでにFacebookやSNSのプロフィールをチェックするなどの手法を使っていますが、BaseMeはそれをさらに一歩進めた形で、より効果的に人材を発見し、評価する方法を提供しようとしています。
また、プロファイルの価値についても深く理解しています。これは単にデザイナーやクリエイターだけの問題ではなく、さまざまな職業に当てはまる普遍的な課題です。現在の市場には多くの解決策がありますが、それぞれが異なるアプローチで取り組んでいます。BaseMeは、よりカスタマイズされた、そして現行のツールにはない本当の問題に焦点を当てたソリューションを提供しようとしています。 このビジョンと、若々しくエネルギッシュなチームの雰囲気に強く惹かれました。日本のスタートアップシーンをさらに活性化させ、グローバルな視点で人材マッチングの課題を解決できる可能性に、大きな魅力を感じたのです。
また、私自身の経験を活かせる場所だとも感じました。楽天での大規模組織の経験、そしてスタートアップでの経験。両方の視点を持っているからこそ、アレスグッドの成長に貢献できると考えたのです。さらに、日本で長く働いてきた外国人エンジニアとして、グローバル人材と日本企業のマッチングという課題に個人的にも強い関心がありました。アレスグッドを通じて、この課題解決に直接貢献できることにも大きな魅力を感じました。
これらの要因が重なり、アレスグッドへの参加を決意しました。技術的な挑戦、社会的インパクト、そして個人的な成長。これらすべてが一つの機会に集約されていると感じたのです。
グローバルで戦えるエンジニア組織と文化を作り上げていく
ー入社して早速1ヶ月が経ちましたが、現在の感じるエンジニアリングチームの強みと課題について、詳しくお聞かせください。
まず強みとしては、チームの高い意欲と実行力が挙げられます。与えられたタスクを非常に迅速に提供する能力があります。これは、特にスタートアップの環境では非常に重要です。 また、オープンな議論の文化が根付いていて、チームメンバーが自由にアイデアを出し、形にする機会が多くあります。特筆すべきは、エンジニアリング作業がプロダクトのビジョンと密接に結びついている点です。エンジニアがビジネス目標を理解し、それに向かって技術的な決定を行えることは、プロダクトの成功に直結します。
ー課題についてはいかがでしょうか?
スタートアップ特有の課題がいくつかあります。まず、スピードを重視するあまり、技術的負債が積み重なりやすい環境にあります。これは将来的にボトルネックになる可能性があるので、適切に管理していく必要があります。また、開発している機能の中には、すでに多くの企業が取り組んできた伝統的な機能も含まれています。これらを効率的に実装し、コアな部分により多くのリソースを割くことも課題です。さらに、急成長に伴うスケーリングの課題もあります。現在のアーキテクチャやプロセスが、今後の成長に耐えられるかどうかを常に評価し、改善していく必要があります。
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スタートアップが向き合うべき技術負債、スピードと品質のバランス
ーなるほど。では、今後のチーム強化について、具体的にどのような人材を求めていますか?
まず、技術的負債を理解し管理する経験を持っている人材が必要です。スタートアップの急成長フェーズでは、スピードと品質のバランスを取ることが極めて重要です。次に、一般的な機能を効率的に実装できるノウハウを持つ人材も重要です。認証システム、支払い処理、通知システムなどの実装経験がある人材は非常に貴重です。また、技術的なマネジメントに関する知識や経験を持っている人材も求めています。効果的なプロジェクト管理、コードレビュー、アーキテクチャ設計などのプラクティスを確立していく必要があります。
さらに、AI技術やビッグデータ解析の経験を持つ人材も重要です。アレスグッドのプロダクトは、大量のデータを扱い、高度なマッチングアルゴリズムを必要とします。
ー本当に幅広いスキルセットが必要ですよね。Aviがこれからアレスグッドで挑戦したいことは何ですか?
短期的には、テクノロジー面からプロダクトマーケットフィット(PMF)の早期達成を目指します。長期的には、持続可能な開発プラクティス、グローバル視点でのプロダクト開発、データ駆動型の意思決定、オープンな技術共有、継続的な学習と成長、クロスファンクショナルな協働、革新的なAI活用といった文化を確立したいと考えています。これらを通じて、アレスグッドが日本のスタートアップエコシステムにおいて、技術的イノベーションのリーダーとなることを目指します。そして、グローバル人材と日本企業のマッチングを革新し、日本の産業界全体の国際競争力向上に貢献したいと考えています。
ー素晴らしいビジョンですね。Avi、今日は貴重な話をありがとう。一緒に最高のプロダクトをつくりましょう!
こちらこそ、ありがとうございました。一緒に変革していけることを楽しみにしています。
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WE ARE HIRING!
技術の進化とともに常に新しいことを学び、挑戦できるということにやりがいを感じてきたAvi。楽天での大規模組織の経験、そしてスタートアップでの経験を活かしていただきながら、一緒にグローバルな視点で人材マッチングの課題を解決していければと思います!
アレスグッドではフルタイム、業務委託、副業、インターンなど問わず全ポジションで仲間を募集しています!海外で働くメンバー含め、圧倒的に優秀で素敵な仲間が集まっています。是非一緒に世界を変えましょう!
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ー Product team, VPoE
ー Product team, PdM
ー Internal Newsletter
*English from here
-Profile-
Originally from southern India, now living in Japan. After majoring in Computer Engineering at the University of Mumbai, he gained wide-ranging experience as a full-stack engineer at Rakuten, working on frontend, backend, and infrastructure. From 2017 he worked at various startups and recently from 2020, he worked at foriio, a portfolio management service, as VPoE, leading product development and team building, growing the user base from 10,000 to 160,000 users. Joined Allesgood in September 2024.
Joining Rakuten as a New Graduate Engineer from an Indian University
- Welcome to allesgood, Avi. Could you start by introducing yourself and telling us about your career so far?
Thank you. My name is Avinash Varma, but everyone calls me Avi. I graduated from the University of Mumbai in 2011, majoring in Computer Engineering. Immediately after graduation, I had the opportunity to work at Rakuten, a major Japanese e-commerce company. I chose Japan because I wanted to gain international experience and was interested in Japanese culture and work environment.
From 2011 to 2017, I experienced various roles related to e-commerce business at Rakuten. I worked on frontend and backend development, as well as infrastructure-related tasks, project management, and product management. This experience allowed me to become a full-stack engineer capable of handling everything from frontend to infrastructure.
Creating a Globally Competitive Engineering Organization and Culture
- It's been a month since you joined. Could you tell us in detail about the strengths and challenges you perceive in the engineering team currently?
First, as for strengths, the team's high motivation and ability to execute stand out. They have the ability to deliver assigned tasks very quickly, which is particularly important in a startup environment. There's also a culture of open discussion, with many opportunities for team members to freely share and implement ideas. Notably, engineering work is closely tied to the product vision. The fact that engineers understand business goals and can make technical decisions towards them directly contributes to the product's success.
- What about the challenges?
There are several challenges typical of startups. First, in prioritizing speed, technical debt tends to accumulate easily. This needs to be managed appropriately as it could become a bottleneck in the future. Also, some of the features we're developing include traditional functions that many companies have already worked on. Implementing these efficiently and allocating more resources to core areas is also a challenge. Furthermore, there are scaling challenges that come with rapid growth. We need to constantly evaluate and improve whether our current architecture and processes can withstand future growth.
Technical Debt, Balance Between Speed and Quality That Startups Should Address
- I see. So, regarding future team strengthening, what specific talents are you looking for?
First, we need people with experience in understanding and managing technical debt. Balancing speed and quality is extremely important in a startup's rapid growth phase. Next, talent with know-how to efficiently implement common features is also important. People with experience in implementing authentication systems, payment processing, notification systems, etc., are very valuable. We're also looking for people with knowledge and experience in technical management. We need to establish effective practices for project management, code review, architecture design, etc.
Furthermore, people with experience in AI technology and big data analysis are important. allesgood's product deals with large amounts of data and requires advanced matching algorithms.
- You're looking for a wide range of skill sets. Lastly, could you tell us about your future prospects at allesgood?
In the short term, we aim to achieve product-market fit (PMF) early from a technology perspective. In the long term, we want to establish a culture of sustainable development practices, global perspective on product development, data-driven decision making, open technology sharing, continuous learning and growth, cross-functional collaboration, and innovative AI utilization.
Through these, we aim for allesgood to become a leader in technological innovation in Japan's startup ecosystem. And we want to innovate in matching global talent with Japanese companies, contributing to improving the international competitiveness of Japan's entire industry.
- That's a wonderful vision. Avi, thank you for sharing your valuable insights today. Let's create the best product together!
Thank you too. I'm looking forward to transforming together.