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【命を守る!】アナフィラキシーショックの対処法

この記事をアナフィラキシーショックを起こした瞬間に読んでる人は、
いないと思いますが、万が一そうなら、すぐ救急車を呼んで下さい!
周りに人がいたら迷わず助けを呼んで下さい。
動かないで!
なぜなら血圧が急に下がります。
「エピペン」持っていたら迷わず打って下さい!


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アナフィラキシーショックと言われた経験のある人!!

え?「エピペン」を持ってない?
それは大変です!
アナフィラキシーショック経験者は必ず、
「エピペン」を携帯しておいてください。

アナフィラキシーショックを改善できる唯一の薬が「エピペン」です。
生き死にを左右することもありますので、ぜひとも手に入れてください!

では、どうしたらエピペンを手に入れることができるのでしょうか

病院に電話して「アナフィラキシーショックを起こしたことがあり、そちらでエピペンの処方は可能ですか?」と聞いてから来院して下さい。
エピペンは自己注射(自分で打つ注射のこと)ですので、病院の先生から注射の打ち方を学びます。

ここでは、万が一に備えて注射の打ち方をご紹介します。


発症すると意識が遠くなって自分で注射を打てなくなることがあります。だからこそ、早めの対処を!

アナフィラキシーショックを起こすと、もちろん個人差もありますが、初期症状として、口やのどが痒くなることがあります。
また、吐き気がきて、お腹が痛くなったり、蕁麻疹が出て、息が苦しくなる、意識が遠くなる、といった症状が時間的経過を経て出てくることがあります。
アナフィラキシーショックを起こした経験のある人は、自分の症状の経過をご存じだと思いますので、ご自身の初期症状が出たと思ったらすぐに注射を打って下さい。
もしかしたら、初期症状が始まって数分で息が苦しくなったり、意識が遠くなることもあるからです。

そして、もう一つとっても大事なこと。
それは、症状が出る前に家族や同居している人、学生さんなら学校の先生や保健師さんに1本「エピペン」を預けておいてください。
働いている人なら職場の同僚に頼んでおいておくのもいいでしょう。

どのように注射したらいいの?

太ももの前外側に垂直に打ってください。
ズボンの上からでもOK。

太ももの前外側には筋肉があり、すぐに薬の血中濃度を高くできるので一番効果的な場所です。
右利きなら「エピペン」を右手で「ぐー」の形で包み込むように持ち、右太ももの前外側に刺して5秒くらい待って抜いてください。
注射後、オレンジ色のニードルカバーが伸びているかどうかを確認して下さい。
詳しい手順は「エピペン」のホームページ https://www.epipen.jp/howto-epipen/use.html で確認してみてくださいね。

「エピペン」を打った後はどうしたらいいの?


それでも調子がよくならなければ必ず救急車を呼んで下さい。

もし、調子がよくなったとしても、大丈夫だと過信せず、直ちに病院に行って医師の診察を受けてください。

なぜなら第2波の症状が出ることがあるからです!(※ちなみに、これを「遅発型反応」といいます。
すぐに現れる症状は「即時型反応」と呼びます。)

最後に

実は、アナフィラキシーショックの一番の原因は「薬」の投与だということをご存じでしょうか?
よく、「アナフィラキシーショック」と言われて想像するのは蜂や食物といったものだと思います。
ですが、そこには様々な原因があることも事実なのです。
めったに起こらない症状ではあるにせよ、自分自身を、そして自分の大切な人を守るためにも、「もしかしたら」という備えも忘れずにいてください。
アナフィラキシーショックとは無関係だったとしても、このあなたの知識が誰かの命を守る経験になるかもしれません。

「エピペン」の常備は、もちろんですが、練習用エピペントレーナーというものもありますので、ぜひ、いざという時のために練習をしておかれることもおすすめします。

もちろん、「エピペン」は万能薬ではありません。
繰り返しになりますが、エピペン注射後、必ず医師の診察を受けてくださいね。

次回は「アナフィラキシーの原因検索で自分でできること。してはいけないこと。」についてお話いたします。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

「本サイトにおける主張は私個人のものであり、所属団体とは一切関係ございません。」

アレルギー専門医 おかよし




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