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<書評>感染症の世界史

■タイトル 図解 感染症の世界史
■読み始めた日 2021/04/17
■何のために読むのか?
・防災に関する知識を増やしたい
・仕事に生かしたい

読んだ後
1.一言でまとめると
人類と感染症の関係は思った以上に深い。なので、これまでの経緯を知ることが大事。

2.何を学んだのか?
・感染症の原因は微生物(ウイルスや細菌)
・ウイルスは世界中どこにでも存在.
・動物が森林伐採などで住処を追われ人間の集落に出てくるようになったことから、動物と共存しているウイルスに人間が感染するリスクは高まっている.
・自然界の無数のウイルスは宿主を求めて変異を繰り返している.コロナウイルスも以前は弱いものだった.ただし、強毒性が高すぎると宿主がすぐに死んでウイルスも生き残れないため、次第に毒性は弱まって共存していく
・パンデミックは歴史上社会変革の大きな要因.
 ・1世紀の古代ローマ帝国では感染症が多く発生していたため巨大な水路を建造し上下水道が分離された.
 ・14世紀の西ヨーロッパでは教会が絶大な権力を持っていたが、ペストには無力で、ルネッサンスに繋がった
 ・20世紀、第一次世界大戦の末期にスペイン風邪(インフルエンザ)の流行で世界の3分の1が感染し、1億人が死亡した.ヨーロッパの兵士の半数が感染し大戦の終結が早まった.
・コウモリなど野生動物は多くのウイルスと共存している.野生動物を食べる国(中国など)は感染リスクが高い
・都市型過密社会は感染症のリスクも高まる
・生態系の維持のため、生物の1種類だけが資源を独占して増え続けることはできない.必ず天敵が現れる
・人類と感染症の戦いは終わらない.人類は感染症に完全に勝利できそうな例は天然痘とポリオくらいで、他は負けている.つまり共存が最善策.

3.次に活かすアクション
・10年後にまた感染症が流行すると予想し、サービス企画書を作成する


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