【取材:Junnaさん】ハワイのビーチとアップサイクル
こんにちは、オールビーチズ運営チームの佐藤です!
オールビーチズは今年の5月から活動を開始して、早7カ月が経ちました。コロナ禍で途中お休み期間もあったのですが、毎月メンバーと集まって、気持ちのいいビーチの風や波を感じながら、楽しくビーチクリーンを行なってきました。コツコツと集めた、見た目はカラフルでカワイイプラスチックを使って先月、メンバーでアクセサリーやアート制作を行ったり、さらに楽しみを増やしています。
そんな中、ハワイで同じようにビーチクリーンやマイクロプラスチックのアップサイクルなどを通して、海の現状を伝えている同志・Junnaさんにお話を伺う機会をいただきました!今日は、Junnaさんへの取材を通じて、日本から離れたハワイのビーチの様子や、Junnaさんの活動に関する想いをお届けしたいと思います。
佐藤)ビーチクリーンをはじめたキッカケは何でしたか?
Junnaさん)ハワイのワイマナロビーチに行った時に、たくさんゴミが落ちていることに気づいて。ワイマナロは人気のビーチでよく写真などで見ている人も多いと思うけれど、あれは幻想だなと。そこから、ビーチに行った時に拾うようになりました。
佐藤)特にビーチクリーン活動に参加されて、というわけではないんですね!
Junnaさん)ビーチクリーンについて発信をしていると、「今度参加したいけど、いつあるの?」ってよく聞かれるんですけど、どこでも落ちているから、いつでもできるんですよ。特に用意するものもないし、子供たちと一緒にビーチで遊んでいるときにちょっと拾ったり。
佐藤)確かにそうですよね、どこのビーチでも残念ながらゴミはありますしね。拾って捨てるだけなんですが、なんだかちょっと気合い入れてやらなきゃって感じる人はいらっしゃるかも。私たちも「気軽にできるよ」って発信していかないと、と思います。
佐藤)今回、拾ったマイクロプラスチックを使ったアイテムを企画販売されたということなのですが、なぜアップサイクル商品を作ろうと思ったのですか?
Junnaさん)何気なくインスタにビーチクリーンの事を投稿したんですよ。そしたら、いつもに比べて全然反応がなかったというか。ハワイのことや美容・ファッションのことを投稿すると必ずコメントをくださる方も無反応だったり。そこから8か月ずっと投稿し続けていたんですが、やっぱり反応薄いんですよね。それで写真や文字でツラツラと書いていても誰にも届かないんだなと痛感して。自分のフォロワーさんに届けるには、関心が高まるための何かを形にしないといけないと思ったんです。
佐藤)普通、反応が薄いって思う投稿をし続けるのって勇気いりませんか?それを逆に「これではまずい」と思って発信し続けて、さらにそれをもっと知って考えてもらうためにアイテムまで作って、すごいですよね。
Junnaさん)私の場合は、フォロワーさんの反応というよりは、自分が発信したいものを投稿しています。そうじゃないと、自分のアカウントではなくなってしまいますよね。
佐藤)そうですよね・・・!私はついつい、反応の方を気にしてしまいます。ところで、最近では日本でもアップサイクルのアクセサリーをよく目にするようになったのですが、今回のラインナップは、ストラップやブレスレッドに加えて、「おはじき」もありましたよね。
Junnaさん)そうなんです。おはじきは誰でも手に取ってもらえて、ずっと長く使えるもの。幼稚園くらいの子だったらは、両親やおじいちゃんおばあちゃんと遊ぶのに使ったり、小学生になったら足し算を覚えるのに使ったり。大きくなったら、ピアスやネックレスなどにリメイクもできます。これから未来を生きていく子供たちの世代に、しっかりメッセージを伝えたいと思ったんですよね。
息子が2年前に通っていたハワイのプリスクールで、「ハワイのウミガメを守るにはどうしたらいいか」というのを考えて発表するという機会があったんです。その時4、5歳だった息子は「消防士が海にホースで水を撒いてきれいにする、助ける」って発表したんですよ。それが合っているかは別として、子どもたちの方が発想力が豊かだと実感しました。いつか汚れた地球をキレイにする、ものすごいアイデアを考えられるんじゃないかと思ったんですよね。スティーブジョブズが子どもの時に「あの小さな機械に音楽を全部詰め込む」と考えて、それを実際実現したのと同じで。だから、子どもたちが使えるものを作りたいなと思ったんです。友達や家族と一緒に遊びながら、環境のことも考えてもらえたらなって。
佐藤)オールビーチズのメンバーも小さなお子さんがいらっしゃる方がおおく、「子ども世代に伝えたい」と家族みんなで活動に参加してくれます!あと、今回販売もひとりひとりLINEで注文を受けられているんですよね?
Junnaさん)今回はアイテムを届けることが目的ではなくて、きちんと地球の現状を知ってもらったり、考えてもらうことが大切だと思っていたので、ECを作って大量に販売するのではなく、オンラインではあるけれどもしっかりコミュニケーションをとって、ひとりひとりの人に向き合ってお届けしたいと思い、LINEを使ってオーダーを受けることにしました。前の仕事でもそうだったんですが、私はスーパーではなくて八百屋さんみたいにモノをお届けしたいと思っているんです。「今日はこのナスがおいしいよ、こうやって料理してね」って伝えて。今回のアイテムも、「今ビーチがこんな状態なんだよ」「これはこんな風に海で拾ったゴミを使って制作しているんだよ」「もし紐が切れたら直せるので長く使ってね」などと伝えています。そういう風にコミュニケーションをして、背景を知ったうえで手に入れたものって、大切にしてくれると思うんですよね。
佐藤)アイテムだけでなく販売の仕方でも、メッセージを伝えているんですね!
Junnaさん)モノを作って届けるのは手段であって、それよりも地球の現状や、私の気持ちを伝えるべきだと思っています。そこを伝えないとやっている意味もないなと。ただ、やっぱり私の周囲やフォロワーさんは、ファッションに興味のある方が多いので、その方々にメッセージを届けるには、ファッションアイテムのほうが関心を持ってくれるんだろうなと思っています。これからもいろんな企画をしていきたいなと思っています。
佐藤)これからの企画もとても楽しみにしています!海を越えて、同じ想いをもって活動されている方のお話をお伺いできて、とても励みになりました。
ープロフィールー
Junnaさん
奄美大島生まれ大阪育ち。2011年東京で起業、インスタフォロワー20万人のヴィンテージショップを国内外で展開し、2021年に退任。モットーはお金より自由を!目に見えるものを買うことを減らして、目に見えないものを求める事を増やす!
▼Instagram(@_junna_)
※アップサイクルのアイテムの注文方法はInstagramアカウントでご確認を!
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オールビーチズ・運営チーム
佐藤佳奈