リモートワークより出社の方がいいのか?
2020年のコロナウイルスの流行がリモートワークを推進させたことは日本にとっては本当に良かったと思っています。日本は強制的に迫られた状況がなければここまでのリモートワークは浸透しなかったと思うからです。
コロナウイルスの流行が落ち着いて、リモートワークから出社を求められるケースが多いと聞きますが、転職市場においてはリモートワークが認められている企業を求める声は相変わらず多いのです。私が採用を担当しているITエンジニアはフルリモートを希望しているケースもかなり多く、今一度リモートワークより出社の方が成果が上がるのかを考えたいと思います。
リモートワーク率
弊社のリモートワーク率はほぼ100%
というのも週5日出社を強制しておらず、家庭の事情などを理由にリモートワークをすることも許可されています。
一般的には東京では20%を超える程度、全国では10%を超える程度のようです。
リモートワークで困ったことはありますか?
リモートワークを実施したことのあるメンバー数人に質問したところ、全員から「特に問題ない」との回答がありました。
公開されているアンケートを見ると、1番目に「コミュニケーションの取りにくさ」を挙げているようですが、その点についても弊社では特に感じないという回答でした。
それは開発拠点がそもそも分かれていて、出社したとしてもオンライン会議が多いという点が挙げられると思います。
コミュニケーションのための施策
コミュニケーションについては組織としても重視しており、ダニエルキムの成功の循環モデルで言われている「関係性の質」の向上を目的とした施策を実施しております。
施策を企画する際に以下のように定義します。
関係の質が良い状態:「話したい」を躊躇しない状態
施策1.小組織ごとにオフライン昼食会実施(昼食代費用負担あり)
月1回~2回
期待される効果:共に昼食を取り雑談することで関係性が向上する
施策2.非定期イベント実施(一部費用負担あり)
期待される効果:興味のあるイベントに参加メンバー間の
共通の会話が増えることで関係性が向上する
+効果
社員自身が主催することを推進しており、
自ら計画する、誘う、実現することから得られる
経験を期待している
リモートワークで工夫していること
リモートワークのヒアリングにもどると、コミュニケーションの頻度や質を求めるために実施している工夫を聞きました。
「オンライン会議ツールをつなぎっぱなしにする」
「とくに工夫はしていない」
チャットやSlackでのコミュニケーションが普通になりすぎていて、会話の代わりに文字入力をしているわけではないことがあるかもしれない。
「ITエンジニアは隣の席にいてもチャットする」なんて言われるくらいだから、普段はSlackでのやりとりが多くなっています。敢えて文字として残しているということもあります。
成果を上げるために大事なこと
成果を上げる組織とは、上司ー部下で言うと、「上司と部下のゴールが一致していて、部下が自分自身で仕事を考えて自走できる組織であること」と言えるので、出社しているかリモートワークしているかは全く関係ないはずなのです。もし出社していないと成果を認められないと言われたら、その上司が部下に対して求めていることを理解していないことになります。そしてマイクロマネジメントすることがマネジメントの仕事だと勘違いしているのです。売上にしろ、開発完了にしろ、上司に動きを見せることが重要なのではなく、ゴールに対して進んでいることが評価基準になるべきなのです。
そしてヒアリングした回答をみても
・リモートワークで困っていることはない
・コミュニケーションはとれている
なので、これからも安心してリモートワークを推進していきたいと思います。
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