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人間関係も処世術も学んだ高校野球
「もう甲子園の時期か〜」と思っていたら、気付けば決勝当日。今年の夏は例年以上に暑く、観ているだけでも暑い。そして、良い試合ばかりで違う意味でも熱い。
僕は小学生の時から野球をやっていて、甲子園は特別な場所だった。結果的に10年以上野球を続け、学校を卒業した今も甲子園は特別な場所である。甲子園の熱戦を見るたびに懐かしさを覚えると共に、高校野球をやっていて良かったなと思う。
中高時代は±2歳、大学生時代は±3歳の人間関係しかなかったのに、社会に出た途端、いろんな年齢層の人と関わることになった。社会に出たばかりだと、ほとんどの人が年上。敬語を使ったり適切な距離感を見つけたりしないといけない。
僕の場合、中高時代に先輩や後輩と“上下関係”を味わえたため、社会に出てからはそこまで苦労しなかった。ありがたいことに、年上の方から好かれることが多かったし、敬語で苦戦することはなかった。まさか学生時代の経験が今に生きるとは。
自分はスムーズに人間関係を築くことができたけど、部活やバイトで上下関係を体験していない人は苦戦すると思う。しかも厄介なのが、目上の人に失礼をしても自覚しにくいという。
「何やこいつ」と離れていく人は離れていくし、自分は普通に接しているだけなので失礼であることに気付かない。部活の中で先輩や先生たちが「それはあかんで。こうせな」と言ってくれていたのが、どれだけありがたかったか。今になって身に沁みる。
去年、甲子園で優勝した仙台育英の須江監督は「青春は密なので」と言った。思い出を作るだけでなく、人としても成長させてくれる尊い時間。高校野球に本気で取り組んでいて良かったなと思う。
この記事は朝に書いているので、今年は仙台育英か慶應か、どちらが優勝するかはまだ分からない。連覇か107年ぶりか。
高校生には気の毒だけど、ずっと甲子園大会が続けばいいのに。それだけ、大人たちに希望と勇気を与えている。
決勝戦はどんな試合になるだろうか。今から楽しみで仕方ない。頑張れ高校球児。
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