プロ格闘家の「試合前1週間の過ごし方」完全解説
試合前の1週間は、多くのアスリートにとって最も神経を使う時期です。※選手の特性によって違う場合もあります。
今回は、UFC(Ultimate Fighting Championship)で戦い、その後、国内大会で9連勝を達成した菊野克紀選手の実践例から、試合前1週間の過ごし方について解説します。
※1週間前の過ごし方は選手の特性によって変わります
■DAY 7(試合1週間前):身体と心の状態チェック
「以前は調子が良くても試合で勝てないことがありました。コーチングを受けて気づいたのは、自分の状態を正確に把握することの大切さでした」と菊野選手は語ります。
実践していること:
朝一で体重チェック
コンディションを10段階で数値化※スケアリング
心の状態をノートに書き出す
TIPS:
定性的なものを数値化することで客観的な判断が可能に
前日との変化を記録
気になることはすべて書き出す
■DAY 5-6:不安を味方につける
「不安は自分に必要なことを教えてくれる存在だと気づきました。『なぜ不安なのか』を考えることで、やるべきことが明確になったんです」
実践していること:
不安要素の洗い出し
それぞれの対策を具体化
やれることリストの作成
TIPS:
不安を否定せず、シグナルとして受け止める
対策は具体的に時間を決めて実行
できることから着実に実施
■DAY 3-4:イメージトレーニングの深化
「勝ちにいくことではなく、自分の理想とする動きをイメージすることに集中しました。僕の場合は、『孫悟空のように手から気が出ている感覚』をイメージしました」
実践していること:
朝晩15分のイメージング
五感を使った詳細なシミュレーション
成功イメージの反復
TIPS:
自分の得意な感覚(視覚・聴覚・体感)を活用
成功体験を細部まで思い出す
ポジティブな感情と結びつける
■DAY 1-2:心身のピークを作る
「試合直前は『勝つ』という結果にとらわれず、『今、ここ』でやるべきことに集中します」
実践していること:
軽いコンディショニング
呼吸法の実践
ルーティンの確認
TIPS:
新しいことは始めない
睡眠時間を確保する
SNSやニュースは控えめに
■試合当日:全ての準備を信じる
「全ての準備が整っているという自信を持って試合に臨みます。あとは自分を信じて、やるべきことをやるだけです」
実践していること:
決めた通りのスケジュールを遂行
深呼吸で集中状態を作る
自分の感覚を信じる
【1週間の具体的なルーティン例】
朝:
体重・体調チェック
15分のイメージトレーニング
軽いストレッチ
昼:
調整トレーニング(強度は日々下げていく)
メンタルノートの記入
栄養管理された食事
夜:
呼吸法の実践
翌日の準備確認
22時には就寝
TIPS:
時間は必ず決めて実行する
体調の変化は細かく記録
予定外のことが起きても慌てない
菊野選手は「試合前の1週間は、それまでの準備を信じて、淡々と過ごすことが大切です」と語ります。これは勝負の世界だけでなく、大きなプレゼンテーションや重要な商談を控えているビジネスパーソンにも応用できる考え方です。
【実践ワーク】
自分の重要な場面までの1週間カレンダーを作成
各日にやるべきことを書き出す
不安要素とその対策をリスト化
次回はオリンピック出場選手が語る「プレッシャーの活かし方」について、お伝えしていきます。
自分史上最高の自分を目指してチャレンジしている、したい人向けのメルマガも配信しています
ご興味のある方はこちらからメルマガ登録をお願いします。
ご登録くださった全員の方へ、自分を知るための自己診断シート8枚をプレゼントさせて頂いております
自己診断シートはご登録後のダウンロードURLよりダウンロードください
興味のある方は、今すぐ、下記フォームよりメールアドレスを登録ください!!
[ メルマガ登録はこちら ]
https://39auto.biz/all_days_sports/touroku/mail.htm
#メンタル管理 #コンディショニング #パフォーマンス向上 #試合準備 ♯アスリートメンタルコーチング