重圧をやりがいに変える!トップアスリートの実践テクニック
おはようございます!
アスリートメンタルコーチのあべちゃんこと阿部健二です。
今回は「重圧」を「やりがい」に転換するテクニックについて、実際のアスリート支援の事例をもとにお伝えしていきます。
■重圧に押しつぶされそうになるのは自然なこと
「この試合で結果を出さないと...」
「期待に応えなければ...」
「ここで失敗したら終わりかも...」
こういった思いに苦しむアスリートは本当に多くいます。
実は、重圧を感じることは決して悪いことではありません。むしろ、自分にとって大切な場面だからこそ感じる自然な反応なのです。
ただし、その重圧にどう向き合うか、そして具体的に何に重圧を感じているのか?を知ることで、パフォーマンスは大きく変わってきます。
■実践事例:全国レベルの若手選手の場合
ある若手選手は、全国大会で周囲から期待される立場となり、プレッシャーを強く感じていました。「失敗したら申し訳ない」という思いが強くなりすぎて、練習でも萎縮してしまう状態でした。
このケースでは、以下のようなステップで重圧を前向きな力に変えていきました。
【STEP1:重圧の可視化】
まず、感じている重圧を具体的に書き出してもらいました。
周囲の期待に応えられるか不安
失敗したら周りに迷惑をかける
結果が出なかったら価値がない気がする
【STEP2:認知の転換】
次に、それぞれの重圧を「別の視点」から見直していきました。
例:「周囲の期待」について
従来の捉え方:「プレッシャーでしかない」
新しい捉え方:「それだけ可能性を信じてもらえている証」
★実践TIPS①
重圧を感じた時は、まずその気持ちを否定せず受け入れましょう。その上で「なぜそう感じるのか」を具体的に書き出してみてください。可視化することで、客観的に状況を捉えられるようになります。
【STEP3:行動レベルでの実践】
認知が変わっても、すぐに気持ちが楽になるわけではありません。そこで、日々の練習に以下のような工夫を加えました。
小さな成功体験の積み重ね
1日1つ、できたことを記録
成長を実感できる練習メニューの設定
試合本番のシミュレーション
プレッシャーのかかる状況を意図的に作る
その中で自分のプレースタイルを貫く練習
★実践TIPS②
重圧を感じる場面で100%の力を出すのは難しいもの。まずは80%で取り組めることから始めましょう。small successを積み重ねることで自信が育ちます。
■転換のポイント:「評価」から「成長」へ
このアスリートの場合、最も大きな変化は「評価を気にする」から「自分の成長に集中する」という意識の転換でした。
結果だけでなく、そのプロセスに価値を見出せるようになったことで、プレッシャーが「自分を高める機会」として捉えられるようになっていきました。
★実践TIPS③
重圧を感じる時は「評価」に意識が向きがち。そんな時は「今の自分にできる最善は何か」という問いを立ててみましょう。具体的なアクションが見えてきます。
■日常生活での応用ポイント
このテクニックはビジネスシーンでも応用可能です。
例えば:
重要なプレゼンを控えた時
新規事業の立ち上げ時
チームマネジメントの場面
いずれの場合も、以下の3ステップで考えると良いでしょう。
重圧の正体を知る(可視化)
視点を変える(リフレーミング)
具体的な行動に落とし込む
■最後に
重圧をポジティブに捉え直すことは、一朝一夕でできるものではありません。しかし、普段からの捉え直しを癖づけ、そしてなにより、それを乗り越えた先にある成長は、何物にも代えがたい経験となります。
私が関わったアスリートたちも、この過程を経て大きく成長しています。重要なのは、その道のりを一人で抱え込まないこと。信頼できる指導者や仲間と共有しながら、一歩ずつ前に進んでいくことをお勧めします。
皆さんもぜひ、今感じているプレッシャーを「自分を成長させるチャンス」として捉え直してみてはいかがでしょうか。
自分史上最高の自分を目指してチャレンジしている、したい人向けのメルマガも配信しています
ご興味のある方はこちらからメルマガ登録をお願いします。
ご登録くださった全員の方へ、自分を知るための自己診断シート8枚をプレゼントさせて頂いております
自己診断シートはご登録後のダウンロードURLよりダウンロードください
興味のある方は、今すぐ、下記フォームよりメールアドレスを登録ください!!
[ メルマガ登録はこちら ]
https://39auto.biz/all_days_sports/touroku/mail.htm