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パフォーマンスノートで実現する自己成長の加速 〜トップアスリートの実践事例から学ぶ〜

こんにちは、アスリートメンタルコーチのあべちゃんこと阿部健二です。

今回は、多くのトップアスリートが実践している「パフォーマンスノート」の効果的な活用方法について、実際の事例を交えてご紹介したいと思います。

パフォーマンスノートとは?

パフォーマンスノートとは、競技やトレーニングの内容、心身の状態、目標などを記録する成長の記録帳です。単なる記録ではなく、自己理解を深め、パフォーマンスを向上させるための重要なツールとなります。
※呼び方は色々とあります。○○(競技名)ノートと呼ぶ方が多いかと思います。

実践事例:カヌースラロームK1・吉田拓選手の場合

吉田選手は、2017年世界選手権での僅差の敗戦後、東京オリンピック出場に向けてパフォーマンスノートを導入し、以下の要素を記録・分析していきました:

  1. トレーニング前後の心身の状態

  2. 水上練習での技術的な気づき

  3. レース中の感情の変化

  4. ゲート通過時のタイムと技術分析

  5. 次のトレーニングへの改善点

TIPS①:5W1Hを意識した記録

  • What:何が起きたのか

  • When:いつ

  • Where:どこで

  • Who:誰と

  • Why:なぜ

  • How:どのように

この記録方法により、後から振り返った際に状況を具体的に思い出すことができます。
※かなり細かい内容をスプレッドシートに記入し、コーチ、メンタルコーチと共有していました。

実践事例:空手道・篠原浩人選手の場合

全日本選手権決勝での敗戦後、次の国際大会に向けてパフォーマンスノートを活用。以下の項目を重点的に記録しました:

  1. 練習の質の評価(10点満点)

  2. 技の質を上げるための具体的な取り組み

  3. 技数を増やすための工夫

  4. 攻撃パターンの分析

  5. 心身の状態変化

TIPS②:数値化による可視化

  • コンディション:1-10

  • 練習の充実度:1-10

  • 疲労度:1-10

  • モチベーション:1-10

数値化することで、傾向が把握しやすくなります。

効果的な活用のための3つのポイント

  1. 即時性を重視する
    練習や試合の直後に記録することで、より正確な振り返りが可能になります。

  2. 感情に焦点を当てる
    単なる事実だけでなく、その時々の感情を記録することで、メンタル面の課題が明確になります。

  3. 定期的な振り返りを行う
    週単位、月単位で振り返りの時間を設け、傾向や課題を分析します。

TIPS③:振り返りの4つの視点

  1. 良かった点

  2. 改善点

  3. 気づき

  4. アクションプラン

実践のステップ

  1. まずは1週間試してみる

  2. 記録項目は最小限からスタート

  3. 徐々に項目を追加・カスタマイズ

  4. 定期的な振り返りの習慣化

  5. コーチや仲間とのシェア(可能な範囲で)

最後に

パフォーマンスノートは、単なる記録ツールではありません。自己理解を深め、成長を加速させるための重要なツールです。

ぜひ、ご自身の目標達成のために、パフォーマンスノートを活用してみてください。

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