日々是雑感2022/11/11
やっと長文をしたためる精神状況まで戻すことができた。
社会復帰までは本当に時間がかかる。
そんな中、自分が常に持ち歩いている道具類を見直している。
災害対策も兼ねていた道具類だが、装備品はここ数年惰性で持ち歩いていた。
その中で「箸セット」と呼んでいるアイテムがある。分割式の竹の食先の長箸、ステンレスのスプーン・フォーク・ナイフのセット、先割れスプーン(ラーメンフォーク)の3種を5年以上持ち歩いてきた。昨今のコンビニでのサービス縮小とか、スーパーでもらい忘れたとか、そういったささやかなトラブル防止のためにであった。
個人的には食器洗剤で洗っていたし、外出先ではウェットティッシュで拭いていたものだが、今日は数年ぶりに熱湯消毒・殺菌処理を行った。本当に珍しいことである。
今のご時世、マイ箸セット持参で食事している人はいるのだろうか。疑問は残るが、大量生産大量消費の現代社会において、自分で選んだカトラリーで美味しい食事がいただけるのは贅沢なのだろうか。
特にカップラーメンを先割れスプーンで食べる特別感は普段箸で食べるラーメンとはまた違った味わいもある。
その先割れスプーンも、ネットで調べてみると折りたたみ式のものは日本国内ではあまり見なくなったし、形状もスプーンの中に申し訳ない程度のフォークがある感じのものが多い。
今じゃスプーンの先にフォークが飛び出ているような形状はもうないのかなと落胆している。
改めて長いことお世話になっているマイ箸セットを眺めた。歴戦のカトラリーだけあって、愛着がありもう戦友も同然の常備品である。
これからもこの外出用のマイ箸セットは自分の相棒である。