見る者に優しくなかった・特別展覧会「狩野永徳」展−京都国立博物館−2007年秋
この展覧会は自身が学生時代に京都に立ち寄った展覧会の一つだ。
狩野永徳の作品と「言われていた」洛中洛外図屏風が「真筆」であると、当時の朝日新聞で伝えられたのだ。
当時京都国立博物館(以降京博と略す)の企画展は本館で開催されていたが、この展覧会は前述した新聞記事によって入場者数が多くなり、入場規制がなされた。もちろん目的は狩野永徳の「洛中洛外図」屏風である。
今回は作品にフォーカスを当てるのではなく、展覧会作品の展示にスポットを当て美術批評を行う。
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