日々是雑感2017/10/18

ニュースを見聞きしても選挙だの、不正だのといいことない。この日本は高度経済成長期に始まってバブルで終わっている。そして今20代30代の現役世代はもがき苦しんでいるようにしか見えない。

衆議院議員選挙は後4日。今まで様々な選挙に行っていたが、今回はさすがにどうしようか迷っている。期日前投票も暇がない。しかも争点は直近の国際情勢、経済情勢、憲法論議、その後にモリカケ問題ほか、自分には到底直結しないような問題がちょこまかと入っている。それ以上に地元に弁士が全くやって来ない。弁士が見ているのは金か人かさっぱり分からない。

日産と神戸製鋼の不正問題も呆れ果てる。正規の検査員でないと出荷できないという制度は初めて知ったが、発覚以降も不正をやっているということは、良心のかけらもない。もっと悪質なのは検査データ改ざんをやった神戸製鋼である。日産の不正もまだ可愛いレベルになってしまう。個人の信用はもとより、企業の信用もないがしろにした責任は半端なものではない。将来破産も視野に入れなければならないだろう。

高度経済成長の頃は本当に日本が輝いていたというが、バブル経済崩壊によって日本の秩序は地に落ちているように感じる。不正をやった企業はおそらく日本人のプライドもないように見える。

それから30年以上が経ち、何か日本を作り変えようとしている感じがする。今の20代30代、自分も含むが、手探りで何かを盛り上げようとしているのはわかるが、ただ足掻いているだけなのか、本当に掴もうとしているのか、実感がない。おそらく若者世代の日本人個人個人の生活向上が必須ではないだろうか。今こそ第2次高度経済成長の骨子を組み上げる時期ではないだろうかと、今の弁士に問いたい。