我が家の隔離生活〜ナース、清掃員、そして女将


この冬はいろんな風邪がよく流行る。
我が子たちの通う学校でも次から次へと学級閉鎖が連発。私の勤務先の小学校もほぼすべての学級が閉鎖を経験する結末になった。

11月に入ってすぐ次男が発熱で早退した。近所の発熱外来でその日中にインフルエンザA確定。
流行に乗るの早すぎん???
(私は職業上、予防接種を受けに行こうと決めてたのに…まだ打ててないじゃないか!)

とにもかくにも、隔離生活開始。

我が家は、2年半前にこどもたちがコロナに罹患した時を機にいざというときに子ども部屋を隔離生活ができる仕様にしている。

というのは、コロナ感染がわかったとき未だかつてない恐怖の中で看病する側の大人が倒れては一家絶滅してしまう!と寝る部屋を分け(長男は子供部屋、次男は主寝室、大人ふたりはリビング)、トイレを分け(罹患者は2階、無事の人は1階)、部屋の窓は常に少し明けて換気(エアコンつけながら窓を開けるという節約ガン無視行為)、風呂場の利用方法も感染対策して万全にして(感染者のあとは換気して1時間以上してから利用する)…なんとか大人への感染を防いだ経験がある。感染した本人たちは部屋とトイレの往復のみ。食事や必要なものは大人が各部屋に運び、まるで旅館の女将であった。お風呂に入ってる時間に各々の部屋の消毒&シーツ交換、掃除機をかける…というこれまたホテルの清掃員のようでもあった。

もちろん、こどもとは言え小6&小4だったので各部屋に1人ずつ隔離することができたのだけど、風邪症状がおさまってからの隔離がキツかった。年齢が低かったら隔離するのは難しかったと思う。こどもたちが暇をするので、コロナ感染が判明してすぐテレビを購入して子ども部屋に設置。タブレットとテレビ、そしてゲームさえあれば我が家の男子たちはなんとかおよそ10日間の隔離生活を乗り越えた。それでも、『家族と直接しゃべれないのが辛い…』とふだん人との関わりをそこまで重要視しない長男がいうほど、隔離生活は人々の暮らしに影を落とす。

それでも、やはり感染したくはないので、11月の次男のインフルAのときも前にならって隔離生活。子ども部屋には勉強机、テレビ、本(マンガ)が揃っている。あとは私が、食事を運んだり体温測ったり、ときどき消毒に来たり。ふだん同室で寝ている長男は主寝室に移動させ、私はリビングで布団を敷いて次男の呼び出しに対応。夜中に起こされるのを1人(私)だけにして寝不足被害を最小限にするためだ。ちなみに、次男が頼みたいことがあるときにカウベルをならして呼ばせるようにしたら、次男はすぐに鳴らすので、隔離期間が終わってもカウベルの音を聞くと身体が反応してしまう。ナースコールを鳴らされまくって苛つくナースの気持ちがよくわかった。

そして先週長男がインフルエンザBに罹患した。
クラスで目立った欠席者はなかったが、日曜日を自宅にこもって過ごした彼の感染元は学校だろう。熱による頭痛がひどかったらしく、2日ほどは長時間寝て過ごした。その後は胃腸にきたらしく下痢が続いた。
症状が出たときから速攻隔離した。そしてインフルが確定したとたん次男の布団セットは主寝室へ移動。2階のトイレはインフル患者専用になり、子ども部屋への出入りは基本的に私のみ。ナース、清掃員、兼女将の登場である。今回は仕事も休まず通常通り勤務していたので、4足のわらじ状態…。

そして今週、ようやく隔離生活が明けた。家人はだれも感染していないようである。

長男はまだ咳が続くので、家の中でもマスクをしてもらいなるべく距離を取っておこう。

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